ケーラー大統領、ドイツ連邦議会を解散

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年7月22日】

ドイツ
特集:ドイツ連邦議会2005年選挙
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ドイツ連邦議会(参考資料)

ホルスト・ケーラードイツ連邦大統領は現地時間21日午後8時15分(日本時間22日午前3時15分)からテレビ演説を行い、ドイツ連邦議会の解散を発表した。ゲアハルト・シュレーダードイツ連邦首相に対して7月1日に内閣信任決議が否決されたことに対するもの。総選挙は解散より60日以内に行われる。

この解散は5月22日から始まった長期にわたる政争の結果もたらされた。5月22日、シュレーダー首相率いるドイツ社会民主党(SPD)は、ノルトライン=ヴェストファーレン州で、野党第1党のドイツキリスト教民主同盟(CDU)に支持率で逆転され、支持率第1位の座を失った。これに対してフランツ・ミュンテフェリング(ミュンテフェーリング)SPD党首は2005年秋に総選挙を行う意向を示した。しかしドイツ基本法では連邦議会の自主解散は禁止されている。任期満了前に議会を解散する唯一の方法は、連邦首相が連邦議会の信任を失うことである。野党を含め、各主要政党は、早期の選挙を支持した。しかし、SPDの連立政党である連合'90/緑の党のヴェルナー・シュルツ議員をはじめとする何人かの連邦議会議員は、故意に不信任を実現させての解散は憲法違反であるとの見解を示し、また解散が行われれば連邦憲法裁に提訴すると言明している。

最近の世論調査では、CDUの支持率は44%、一方SPDの支持率は27%にとどまる。解散の発表直後、ドイツのTV局ARDがニュース番組「今日のニュース」で放送した「連邦首相になってほしい人物」の世論調査では、シュレーダー首相の19%に対して、アンゲラ・メルケルCDU党首は74%となった。

与党SPD・緑の党連合は、連邦議会の多数派からの大きな反対に直面している。野党が多数党であるため、政府与党が提出した法案がことごとく否決されている。シュレーダー首相は、CDUは「法案否決戦術」を取っており、シュレーダー首相が法律を作り政策の変更を行うことを不可能にしていると主張している。これに対し、メルケル党首は、シュレーダー党首と与党連合は行動を取ることができないだけであると述べている。

英語版からの翻訳を含みます。

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