岩手県の松「送り火」参加中止-放射能風評-京都
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【2011年8月8日】
地震のデータ
- 発生時刻
- 2011年3月11日14時46分23秒 (UTC+9)
- 震央
- 仙台の東 130km
- 座標
- 38.322°N, 142.369°E
- 震源深さ
- 24.4km
- 規模
- M9.0
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時事通信によると、東日本大震災の津波で流された「高田松原」(岩手県陸前高田市)の松を、京都市の伝統行事「五山送り火」で薪として燃やす計画が、福島第一原子力発電所事故による放射能汚染を訴える声が「複数寄せられた」ことに主催団体が乗って中止になったことが7日わかった。高田松原は岩手県の名勝であり、この計画は、ボランティアで陸前高田市を訪れた大分市の人の発案で進められ、「五山送り火」の主催団体に申し入れられていたもの。中止を求める声は、松の焼却灰で京都周辺の飲料水源である琵琶湖が汚染されるというなどの趣旨のものであったという。「高田松原を守る会」の鈴木義久会長は、「亡くなった方の冥福を祈る気持ちに水を差されたようで残念」と話して風評被害の恐ろしさに触れている。
京都新聞によると、京都市や主催団体による検査の結果、薪から放射性物質は検出されていないものの、主催団体内部でも風評を支持する意見が強く、上記の計画が中止となったことが、5日わかった。
情報源
[編集]- 時事通信 『陸前高田の松、使用中止に=京都・送り火の薪-放射能懸念の声で』 — 時事通信社, 2011年8月8日
- 京都新聞 『被災マツ、大文字使わず 「放射能不安」で一転』 — 京都新聞社, 2011年8月6日
関連ニュース
[編集]- "五山送り火、「セシウム」で二転三転の筋書き-京都"。ウィキニュース、2011年8月13日