2012年ロンドンオリンピックが閉幕 日本は過去最多のメダル獲得
【2012年8月13日】
第30回夏季オリンピック・ロンドン大会は8月12日(UTC+1)、ロンドン市内のオリンピックスタジアムで閉会式が行われ、17日間の熱戦の幕を下ろした[1][2]。
1908年・1948年に続き[1]、史上初の同一都市での3度目の開催となった本大会では、204の国と地域の代表および個人資格で参加した選手らが26競技302種目で熱戦を展開した[1][2]。懸念されたテロの発生もなく、成功裏に17日間の会期を終えた[1][2]。
日本代表の本大会での金メダル獲得数は前回2008年北京オリンピックの9個を下回る7個で[2]、目標としていた獲得数世界5位[2](15個以上[1])には届かなかったものの[1][2]、総メダル獲得数は金7・銀14・銅17の合計38個となり[2][3]、2004年アテネオリンピックの37個を上回り[2]過去最多となった[1][2][3]。
閉会式は『英国音楽のシンフォニー』をテーマとして[1][3]、イギリスの音楽をはじめとする文化が盛り込まれた内容となった[1]。レスリング競技女子55キロ級で3連覇を果たした吉田沙保里選手(ALSOK)ら各国・地域の旗手に続いて選手団が入場後[1][2]、会場内のステージで大会運営を支えたボランティアの代表に選手から花束が贈呈され、続いて故ジョン・レノン氏の楽曲「イマジン」が流された[4]。また、スパイス・ガールズやビーディ・アイなどイギリス出身のグループが曲を披露し、式典を盛り上げた[4]。
オリンピック旗がジョンソン・ロンドン市長から次回開催地となるブラジル・リオデジャネイロのパエス市長に渡された[2][3]後、ブラジルの国歌やサンバが披露されたほか[4]、『サッカーの王様』の異名をとるペレ氏も出演した[2][4]。
最後に国際オリンピック委員会(IOC)のジャック・ロゲ会長が大会の成功を祝して[2]閉会を宣言[4][3]。開会式から燃え続けていた聖火が消された[1]後に花火が打ち上げられ、17日間の熱戦が幕を下ろした[4]。
次回大会となる2016年リオデジャネイロオリンピックは初の南アメリカでの開催となり[3]、7人制ラグビーとゴルフを加えた28競技が行われる予定である[2]。
情報源
[編集]本ニュースは時事通信・読売新聞および西日本新聞の以下の報道を情報源としている。
- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 時事ドットコム 『ロンドン五輪、成功裏に閉幕=日本のメダル数、史上最多の38個-次回はリオ〔五輪〕』 — 時事通信社, 2012年8月13日
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 2.13 YOMIURI ONLINE 『ロンドン五輪閉幕、日本のメダル総数過去最多』 — 読売新聞, 2012年8月13日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 西日本新聞 『ロンドン五輪が閉幕 日本、史上最多メダル38個』 — 西日本新聞社, 2012年8月13日
- ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 YOMIURI ONLINE 『王様ペレ、スパイス・ガールズも登場し祭典に幕』 — 読売新聞, 2012年8月13日