走行中の成田エクスプレスが工事用車両と接触、けが人なし - 東京・渋谷
表示
【2009年9月3日】
2009年鉄道関連ニュース
47NEWS(共同通信)・朝日新聞・時事通信によると、9月3日午前10時45分頃(UTC+9)、東京都渋谷区のJR東日本埼京線渋谷駅〜恵比寿駅間で、走行中の池袋発成田空港行き特急『成田エクスプレス19号』(6両編成)が、隣の線路に停車して作業中だった工事用車両のアームと接触し、緊急停車した[1][2][3]。
電車は6両すべての車両の側面を損傷したが[2][3]、脱線はしておらず[1]、乗客・乗員約90人にけがはなかった[2][3]。
電車は約1時間後に品川駅まで走行し、乗客は後続の特急で成田空港へ向かった[1][2]。この事故の影響で、埼京線および湘南新宿ラインの上下線で電車9本が運休したほか、並行する山手線も一時運休し、約4万5千人に影響が出た[2][3]。
JR東日本によると、接触したのは砂利の積み込み作業用車両に搭載されたベルトコンベアのアーム部分で、電車の車両の左側面上部には、直線状のきずが長さ約120メートルにわたって付いたという[2]。
警視庁渋谷署によると、工事用車両を点検していた作業員がリモコンの操作を誤り、アームが埼京線の路線上に張り出したことが原因と見られるという[2]。同署では、過失往来危険容疑の可能性も含めて調査している[3]。