WHO、新型インフルエンザの警戒度最高位の「パンデミック」に
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【2009年6月12日】
日経新聞によると、WHO世界保健機関はスイス時間6月11日(UTC+1)、豚インフルエンザといわれている新型インフルエンザの警戒水準を、世界的な大流行(パンデミック)を意味する最も最高位となる「フェイズ6」に引き上げ、また健康被害の深刻度に関する基準を「中度」にすることも併せて発表した。
ロイターによると、WHOのチャン事務局長は「今回の新型インフルエンザは2009年インフルエンザ・パンデミックである」と説明。このパンデミックは1968年の香港カゼ以来41年ぶりとなる。またロイターによるとチャンさんは「21世紀初のパンデミックの初期段階に差し掛かることになる」とした上で、「今回の決定は地理的な感染拡大を反映しているので、パンデミックの深刻さを示すものではない」と話している。また、チャンさんは「国境封鎖などは奨励しない。人や物流・サービスなどの移動にも制限を加えるべきでない」と勧告している。
日経によると、今回の新型インフルエンザの感染者は全世界で27000人以上。6月10日時点のWHOの調べによると、74カ国で感染が確認されて、うち141人が死んだという。
出典
[編集]- 藤田剛 『新型インフル警戒水準、最高の「6」 WHOが宣言』 — 日本経済新聞, 2009年6月12日1時26分(UTC+9)
- 『WHO、新型インフル警戒水準を最高の「6」に引き上げ』 — ロイター, 2009年6月12日1時36分(UTC+9)
関連ニュース
[編集]- "新型インフルエンザ、関東でも発症確認"。ウィキニュース、2009年5月21日
- "新型インフルエンザ感染者、日本は世界第4位"。ウィキニュース、2009年5月19日
- "神戸の高校生が新型インフルエンザに感染 海外渡航なし"。ウィキニュース、2009年5月17日
- "新型インフルエンザ、日本国内で初の感染確認 大阪の高校生"。ウィキニュース、2009年5月9日
- "アメリカ在住幼児が日本人初の新型インフルエンザ感染"。ウィキニュース、2009年5月9日
- "カナダから帰国の日本人から新型インフルエンザ感染の疑い"。ウィキニュース、2009年5月1日
- "新型インフルエンザ、アメリカで初の死者 - 滞在中のメキシコ人幼児"。ウィキニュース、2009年4月30日