陸上男子400mリレー、日本代表が銀メダル獲得 - リオデジャネイロオリンピック15日目
【2016年8月20日】
8月5日(現地時間UTC-3)に開幕したリオデジャネイロオリンピックは、19日(現地時間)に15日目の競技が行われた。陸上男子400mリレーに出場している日本代表(山県亮太選手、飯塚翔太選手、桐生祥秀選手、ケンブリッジ飛鳥選手)は決勝でアジア新記録を更新する37秒60で2位となり銀メダル獲得を決めた。日本代表がこの種目でメダルを獲得するのは、2008年の北京オリンピック以来となる[1]。また陸上トラック種目で男女を通じて銀メダルを獲得したのは、1928年のアムステルダムオリンピックで銀メダルを獲得した人見絹枝選手以来88年ぶりとなる[2]。また今回の日本代表の銀メダル獲得は海外メディアでも伝えられている。ロイター通信やニューヨークタイムズなどは日本の銀メダル獲得を驚きを持って伝えている[3]。
試合後に山縣選手は「とにかく僕は自分の仕事に徹し、抜群のスタートとチームに流れを持ってこられる走りをすることだけ考えた。」とコメント、飯塚選手は「自信を持ってスタートを切ることと、自分のレーンだけ見て走ることだけを考えて走った。」とコメントし、予選よりも上回るタイムを目標としていたと語った。また桐生選手は「めちゃくちゃ盛り上がったので最高に楽しいレースを走らせてもらった」とコメントしたほか、「日本のバトンパスが最高だ、ということは結果で証明できた思う。これに甘えず、もっと上にいけるように個人でもリレーでも最高の走りをしたい」と今後へ向けた抱負を語った。アンカーとなったケンブリッジ選手は「三人が絶対いいところで渡してくれると信じていたので1つでも前の順位でゴールするという気持ちで走った。」とコメントしたほか、「次の東京で今回を超えられるような結果を残したい」と次のオリンピックへ向けた抱負を語った[4]。
情報源
[編集]- ↑ リオデジャネイロ=合六謙二 『陸上男子400リレー、日本が過去最高の銀メダル』 — 日本経済新聞, 2016年8月20日
- ↑ 『日本、アジア新記録で「銀」…男子400リレー』 — 読売新聞, 2016年8月20日
- ↑ 『日本の銀「驚き」男子400mリレーで欧米メディア』 — 日本放送協会, 2016年8月20日
- ↑ 『陸上男子400mリレーで日本が銀メダル』 — 日本放送協会, 2016年8月20日