男子50km競歩・荒井広宙選手が銅メダル獲得 - リオデジャネイロオリンピック15日目

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2016年8月20日】

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解説・資料

8月5日(現地時間UTC-3)に開幕したリオデジャネイロオリンピックは、19日(現地時間)に15日目の競技が行われた。男子50km競歩に出場している荒井広宙(あらいひろおき)選手が3着(3時間41分24秒)でレースを終え銅メダル獲得を決めた。日本の選手が競歩で銅メダルを獲得するのは今回が初めてとなる[1]。銅メダル獲得確定までには一悶着あり、荒井選手がエバン・ダンフィー選手(カナダ)を45km地点過ぎで追い越され再度追い抜こうとした際に接触、これをカナダ側が妨害行為として審判長に抗議、抗議が受け入れたため一時荒井選手は失格となっていた。一方で日本側はこれを不服として抗議、国際陸上競技連盟による複数の上訴審判員による競技の結果、妨害はなかったとされ荒井選手の銅メダル獲得が確定となった[2]。これについて、ダンフィー選手は「競歩ではよくあること。接触は悪意があったとも意図的だったとも思わない。」と語っている[1]。荒井選手はゴール直後に「自分でも不思議になるくらい力が出た。メダルを取ることができて本当によかった」と語ったほか、銅メダル獲得が確定した後には「レース中の接触はよくあることで、失格は納得できなかったが、どちらに転んでも次につながるレースになったと思っていた。」と述べ[3]、表彰式の後にはほっとした様子で「予想外の展開だったがメダルが確定してよかった」とコメントした[1]

荒井選手は長野県出身の28歳。大学3年のときから競歩に挑戦していたが、前回2012年のロンドンオリンピックでは出場を逃しその悔しさからオリンピックを意識していた。粘り強いレース運びを持ち味としており、2015年の日本選手権では優勝、世界選手権ではメダル争いに加わった。2016年4月の日本選手権で派遣設定記録を上回るタイムを記録してオリンピック初出場が決まった[3]

情報源[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 リオデジャネイロ小林悠太 『競歩50キロの荒井 銅→失格→銅メダル!』毎日新聞、2016年8月20日。
  2. リオデジャネイロ=合六謙二 『競歩・荒井、銅メダル確定 失格から一転』日本経済新聞、2016年8月20日。
  3. 3.0 3.1 『陸上男子競歩50km 荒井の失格 抗議で覆り3位に』日本放送協会(ウェブ魚拓によるアーカイブ)、2016年8月20日。