能登半島地震から5ヶ月
【2024年6月2日】
石川県を中心に壊滅的な被害をもたらした能登半島地震から、1日で5ヶ月が経過した[1][2]。
これまでに260人が死亡[編集]
地震によってこれまでに260人が死亡した(いずれも石川県)[3]。そのうち建物の倒壊などによる直接死は230人であり、残りの30人は災害関連死として認定されている[4]。
輪島朝市では祈りを捧げる人も[編集]
地震による大規模な火災で甚大な被害を受けた輪島市の「朝市通り」では、各所に花束が供えられたほか[2]、地震が発生した16時10分になると手を合わせる人の姿が見られた[1]。
断水はごく一部を除き解消[編集]
一時は最大で約11万戸にも上った断水は、早期復旧が困難な輪島市と珠洲市の計1821戸を除き、ほぼ解消した[5][6]。
なお3319人が避難[編集]
石川県によると、先月28日の時点で避難者数はなお3319人であった[7]。
仮設住宅は4443戸が完成[編集]
仮設住宅はこれまでに4443戸が完成しており、これは石川県が見積もる必要戸数の7割近くにあたる[8]。
岸田首相 520億円の復興基金創設を発表[編集]
先月31日、岸田文雄首相は(地震からの復旧・復興に向けて)520億円の復興基金を創設する意向を表明した[9]。
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 『能登半島地震5か月 発生時刻の被災地の声「どこに復興あるか」』 — NHK, 2024年6月1日
- ↑ 2.0 2.1 『広がるがれき 残る爪痕 能登地震発生5カ月の被災地』 — 共同通信, 2024年6月1日
- ↑ 『令和6年能登半島地震による被害及び消防機関等の対応状況 (第100報)』 — 総務省消防庁, 2024年5月28日
- ↑ 『能登半島地震から5カ月 災害関連死 見守りで防ぐ』 — 日本経済新聞, 2024年6月1日
- ↑ 『能登半島地震による断水 輪島・珠洲市の山間部除き全て解消 発生5か月で大部分復旧』 — 読売新聞オンライン, 2024年6月1日
- ↑ 『石川県 断水について発表 “早期復旧が難しい地域を除き解消”』 — NHK, 2024年5月31日
- ↑ 『石川の負傷者 1201人に なお3319人が避難』 — 東京新聞, 2023年5月28日
- ↑ 『能登半島地震発生から5か月 災害関連死や孤立を防ぐ対策が課題』 — NHK, 2024年6月1日
- ↑ 『能登半島地震 520億円の復興基金創設』 — 日本経済新聞, 2024年5月31日
最近の地震関連記事[編集]
- 2024年6月13日 (木): 日本・三陸沖を震源とするマグニチュード8.8の地震、東京など各地でも揺れや津波も
- 2024年6月11日 (火): 2024年4月3日 台湾で最大震度6強の地震発生
- 2024年6月4日 (火): 石川県で震度5強 M6.0 能登半島地震の余震とみられる
- 2024年5月25日 (土): 石川県 新たに30人を能登半島地震による災害関連死として認定 死者260人に
- 2024年5月24日 (金): 能登半島地震 住宅被害は8万棟超
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