北京オリンピック、柔道女子48kg級の谷亮子選手 銅メダル、3大会連続金メダルならず
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【2008年8月9日】
スポーツ報知や読売新聞によると9日、北京オリンピックの柔道女子48kg級が北京市の北京科技大体育館で行われ、日本代表の谷亮子選手(トヨタ自動車)は銅メダルを獲得した。また、北京オリンピックの日本人選手の中で最初のメダル獲得となった。
読売新聞によると谷選手は準決勝でドゥミトル(ルーマニア)に残り19秒で致命的なポイントを奪われ、その後は逆転勝利を目指して大技を仕掛けたが、決まらず敗退してしまった。スポーツ報知によると3位決定戦でリュドミラ・ボグダノワ(ロシア)を払い腰で一本勝ちを収めた。
スポーツ報知によると谷選手は試合後、「5大会連続のメダルで自分自身の中で全力を出した結果で嬉しい。応援してくれた皆さんに感謝の気持ちでいっぱいだ。審判の判断はどうしようもない。今後については周りと話して考える。」と語った。
同新聞によると、谷選手は福岡市生まれの32歳で旧姓は田村である。15歳にして福岡国際女子柔道選手権大会で優勝し、全日本選抜柔道体重別選手権大会の11連覇は大会記録である。また世界柔道選手権は7回優勝している。
朝日新聞によると1992年のバルセロナオリンピック、96年のアトランタオリンピックは決勝で敗れ銀メダルに終わった谷選手は2000年のシドニーオリンピックのときに「最高で金、最低でも金」と発表し、見事に金メダルを獲得した。また、04年のアテネオリンピックでは「田村亮子(旧姓)で金、谷亮子でも金」と発表し、2連覇を成し遂げた。今回の大会では「ママでも金」を狙っていたが、叶わなかった。しかし、スポーツ報知によると谷選手は5大会連続でメダルを獲得したという。
出典
[編集]- 『谷亮子、意地の銅! 日本人メダル第1号!・・・柔道女子』 — スポーツ報知, 2008年8月9日
- 『谷の準決勝敗退に会場ため息、終了19秒前にポイント奪われる』 — 読売新聞, 2008年8月9日
- 『谷「ママでは銅」 今大会日本初メダル 五輪3連覇は夢に』 — 朝日新聞, 2008年8月9日