野球で延長タイブレーク制導入へ 国際野球連盟

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年7月27日】 毎日新聞によるとIBAF国際野球連盟ハービー・シラー会長は、野球延長戦の試合時間短縮を目的としてタイブレーク制度を、8月に予定されている北京五輪から採用することを発表した。

IBAFによると、タイブレーク制度はソフトボールで行っている方式と同じもので、延長戦10回は通常通りのルールで試合をするが、11回の攻撃は任意の打順からノーアウト1・2塁のランナーの段階で試合を行い、12回以後は前のイニングスの続きの打順から同じくノーアウト1・2塁の段階で試合をするというものであるが、このルール変更は日本野球連盟への事前連絡がなく、突然7月26日(日本時間 UTC+9)になってメールで報告が行われた。

しかし、読売新聞によると日本代表星野仙一監督らはこれに反対する意見を出し、日本のプロ・アマの野球界全体で抗議する事を決めた。星野氏は「五輪の2週間前になってルールを変えるだなんておかしいにも程がある。我々は親善試合ではなく世界一を決める真剣勝負をするんだ。どこにも相談無しにIBAFが決めたのも納得できない」として抗議する姿勢を強く打ち出した。また、全日本アマチュア野球連盟もこの決定を確認した上で抗議を行う方向であるという。

また毎日新聞によると、シラー氏は7月30日に来日し、日本野球連盟・松田昌士会長やプロ野球加藤良三コミッショナーと会談。その際に日本側から今回の問題についての説明を求めるものと見られている。

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