レスリング女子53kg級・吉田沙保里選手が銀メダル獲得、4連覇ならず - リオデジャネイロオリンピック14日目

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2016年8月19日】

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8月5日(現地時間UTC-3)に開幕したリオデジャネイロオリンピックは、18日(現地時間)に14日目の競技が行われた。レスリング女子53kg級に出場している吉田沙保里選手は決勝でヘレンルイーズ・マルーリス選手(アメリカ)に敗れ、4大会連続の金メダル獲得を逃した。決勝で吉田選手は、試合開始直後に1ポイントを奪いリードしたまま第2ピリオドを迎えたものの、第2ピリオドでは隙を取られ逆転を許し1-2となると、試合終了1分前でも更に2ポイントを奪われ、1-4で敗れた。吉田選手は、2001年より今回敗れるまで個人戦で206連勝を果たしていた。吉田選手は、試合後に「金メダルを取らなくてはいけなかった。多くの声援が聞こえていて、最後は勝てるだろうと思っていたが、自分の力を出し切れなかった」と涙ながらにコメントした[1]。また吉田選手に勝利し金メダルを獲得したマルーリス選手は、「吉田選手は自分がレスリングを始めたときから活躍していた最高のレスラーで、ものすごく尊敬しているし、彼女を見本に練習してきた。」とNHKのインタビューに語り[1]、朝日新聞によるとマルーリス選手はリオデジャネイロオリンピックで吉田選手と戦うために階級を55kg級から53kg級に移ったとされ、試合後には「沙保里は栄誉あるレスラーで、私の英雄」とコメントした[2]

吉田選手の今後については、栄和人チームリーダーが「4連覇だったら引退を検討していた」と話したものの「(4連覇を逃したため)負けてすぐ引退で良いのか、もう1回、東京大会を目指して金メダルを取ってからなのか、ゆっくり考えたい」と述べた。吉田選手自身は「(今後について)まだ分からない」とコメントしている[3]

吉田選手は三重県出身の33歳。3歳のときから自宅道場でレスリングを始め、「高速タックル」を持ち味に2004年のアテネオリンピックから3連覇、世界選手権でも2002年以来13連覇を達成している。今回のリオデジャネイロオリンピックでは、4連覇を目標に旧55kg級から変更された53kg級で出場していた[1]

情報源[編集]

  1. 1.0 1.1 1.2 『吉田は銀 4連覇ならず レスリング女子53キロ級』日本放送協会(ウェブ魚拓によるアーカイブ)、2016年8月19日。
  2. 藤木健 『「沙保里は私の英雄」 憧れの吉田倒したマルーリス』朝日新聞、2016年8月19日。
  3. 『「吉田は4連覇なら引退検討だった」 栄チームリーダー』日本放送協会(ウェブ魚拓によるアーカイブ)、2016年8月19日。