リオデジャネイロオリンピック開幕、南アメリカ初 - 過去最多205の国と地域が参加
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【2016年8月6日】
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解説・資料
南アメリカで初めて開催され、過去最多となる205の国と地域が参加するリオデジャネイロオリンピック(第31回夏季大会)は、現地時間の8月5日に開幕した[1]。8月21日までの17日間に、28競技306種目にわたって行われるリオデジャネイロオリンピックには、国と地域からの参加のほか、個人資格の参加者と今回のオリンピックで初めて結団された難民選手団、併せて1万人超が参加する[2]。また、現地時間の5日午後8時(UTC-3)に行われた開会式では、「平和」と「環境」をテーマに、ブラジルの歴史や文化が表現されるパフォーマンスが行われた[2]。パフォーマンスの中では、日本が71年前に広島に原爆が投下された時間と近い午後8時20分頃(現地時間、UTC-3)に合わせて日系移民団が表現された。開会式の演出を担当した映画監督のフェルナンド・メイレレス氏は、当初「平和」へのメッセージを送るため会場全体で黙祷を捧げる計画であったが、国際オリンピック委員会が政治的なメッセージとなるとの理由で反対、別の手段で表現することとなった[3]。
また、会場内の聖火ランナーはグスタボ・クエルテン氏(元プロテニス選手)、マルターレ氏(女子バスケットボールのメダリスト)が勤め[4]、最終聖火ランナーは有力視されていたものの健康面の理由から断念したペレ氏(元サッカーブラジル代表)に代わり[5]、アテネオリンピック男子マラソンで観客に妨害され「悲劇のランナー」として知られるバンデルレイ・デ・リマ氏が勤めた[4]。
今回のオリンピックでは、難民選手団のほかにコソボと南スーダンが初めて参加するほか[1]、7人制ラグビーやゴルフ(112年ぶり)が新たに競技として加わっている[6]。
ギャラリー
[編集]情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 リオデジャネイロ=読売取材団 『リオ五輪が開幕、最多205か国・地域参加』 — 読売新聞, 2016年8月6日
- ↑ 2.0 2.1 『南米で初 リオ五輪が開幕』 — 日本放送協会, 2016年8月6日
- ↑ リオデジャネイロ=細田裕也、天野健作 『日本&ブラジルの強い絆を演出 開会式で発せられた平和への思い 当初は広島への祈り込めて黙祷を計画したが…』 — 産経新聞, 2016年8月6日
- ↑ 4.0 4.1 『マラソンのデリマ氏が聖火最終走者/開会式詳細』 — 日刊スポーツ, 2016年8月6日
- ↑ 共同通信 『ペレ氏が最終聖火走者を断念 健康上の理由で』 — 毎日新聞, 2016年8月6日
- ↑ 『リオデジャネイロオリンピックが開幕 南米大陸初』 — テレビ朝日, 2016年8月6日