アリ王子 再びFIFA会長選に立候補
訂正:本記事は公開当初「2015年2月に行われるFIFA会長選で本命と目されているUEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長については」という表現でお伝えしておりましたが、正しくは「2015年2月に行われたFIFA会長選でアリ王子を支持したUEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長が今回の会長選で本命と目されていることについては」が正しい表現でした。お詫びして訂正いたします。>>詳細
【2015年9月12日】
FIFA(国際サッカー連盟)の前の副会長である、ヨルダン王子のアリ氏が9月9日をもって、2016年2月26日に行われることになっているFIFA会長選へ立候補することを正式に表明した[1]。
アリ王子は、2015年5月のFIFA会長選で現会長のゼップ・ブラッター氏に敗れているが[2]、ヨルダンのアンマンで行われた演説の中でアリ王子は「ブラッター会長に挑戦したのは私だけ。私には変革への勇気がある。今のFIFAにそれができるとは思わない」とFIFAの現状について批判した[1]。さらにアリ王子は自身について、汚職まみれのFIFAに対峙する度胸を持ち合わせる唯一のFIFA会長候補であるとアピールした[3]。
アリ王子はFIFA会長職やFIFA理事会について、どこまでの権限を持ち合せるのか明確にさせるとともに、2018年と2022年のFIFAワールドカップの招致不正疑惑の報告書を全面公開させるなど、いくつかの自身の公約を明らかにした[1]。
立候補を表明した翌日の9月10日に、アリ王子がロンドンにおいて記者会見を行った時も「自分がサッカーの未来を救うと信じている」と改めて立候補への意気込みを語ると同時に、2015年2月に行われたFIFA会長選でアリ王子を支持したUEFA(欧州サッカー連盟)のミシェル・プラティニ会長が今回の会長選で本命と目されていることについては「プラティニと戦うために立候補するわけではない。FIFAのためだ」とFIFAの組織改革への意欲を示した[4]。また、テレビ朝日の報道によれば、もし、アリ王子が会長選に当選すれば、女性に対して理事などの起用を進めるとこの会見で表明している[5]。さらに、2018年と2022年のFIFAワールドカップの招致不正疑惑についてアリ王子は「不正の事実が判明したら、開催権を剥奪すべきだ」という自らの見解を明らかにした[4]。
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 1.2 ロンドン=共同 『ヨルダン・アリ王子、FIFA会長選に再立候補』 — 日本経済新聞社, 2015年9月10日
- ↑ アンマン 9日 ロイター 『サッカー=FIFA会長選、アリ王子が再出馬を表明』 — ロイター, 2015年9月10日
- ↑ 9月10日 AFP 『ヨルダンのアリ王子がFIFA会長選に再立候補』 — フランス通信社, 2015年9月10日
- ↑ 4.0 4.1 共同通信社 『FIFA会長選立候補のアリ王子が記者会見「サッカーの未来を救う」』 — スポーツニッポン, 2015年9月10日
- ↑ 『「FIFAは危うい状況」 会長選挙に立候補のアリ王子』 — テレビ朝日, 2015年9月11日
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