体操男子団体・日本代表、3大会ぶりの金メダル獲得 - リオデジャネイロオリンピック4日目
【2016年8月9日】
8月5日(現地時間)に開幕したリオデジャネイロオリンピックは、8日(現地時間)4日目の競技が行われた。体操男子団体・総合に出場していた日本代表は、決勝で合計274.094点を獲得し優勝、金メダルを獲得した[1]。日本代表が金メダルを獲得するのは、2004年のアテネオリンピック以来3大会ぶりとなった。日本代表はこれまで、6度優勝しており今回のオリンピックが7度目[2]。試合は、1種目目となるあん馬で内村航平選手が安定した演技を行ったほか、3種目目となる跳馬では、内村選手と白井健三選手が共に高得点を獲得した。また、4種目目となる平行棒では、田中佑典選手を初めとした3人全員が15点を超える高い得点を獲得し、鉄棒でも3人全員が15点を超える高い得点を獲得、5種目を終えた段階で1位となった。最終種目のゆかでは、白井選手が16.133点を獲得したほか、内村選手も15.600点を獲得、2位ロシアと3位中国に2点以上の差を付けた[1]。
試合終了後、内村選手は「(金メダルの感触が)めちゃめちゃ重い。過去2大会でメダルを獲得したが、僕たちの頑張りが入ってるので倍以上に感じる。」と述べ、「表彰台では君が代を声が裏返るまで歌ってやろうと皆で言っていた」と、今までの努力が金メダル獲得に繋がったとした。ゆかで高得点を獲得した白井選手は「金メダルの実感は無い。最後の演技では、力が入りすぎず良い演技ができた。チームの皆のおかげ」と述べ、「人生で一番心臓に悪い日と言っても過言ではないけど、間違い無く人生で一番幸せな日になったと思う。」とした上で、個人種目への意気込みを述べた。加藤凌平選手は、「歴史を作れたのかな。この舞台で演技ができて幸せだった。」と述べた。山室光史選手は、あん馬で落下があり「ミスをしてしまって声を出すしか無かったが、みんなが良いムードで最後まで試合を盛り上げてくれた。みんなに感謝。」とチームメートへの感謝を述べた。田中選手は、「予選が不甲斐なかったので、覚悟を決めて決勝に臨んだ。いろんな人の思いが詰まったメダルなので、いろんな人に見てもらいたい。」と涙ながらに述べた[3]。
ギャラリー
[編集]情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 『体操男子団体 日本が金メダル 3大会ぶり』 — 日本放送協会, 2016年8月9日
- ↑ リオデジャネイロ=読売取材団 『体操男子団体が金メダル…3大会ぶり7度目』 — 読売新聞, 2016年8月9日
- ↑ 『悲願の金メダル 内村、白井、加藤、田中、山室 表彰台で笑顔弾ける』 — スポーツニッポン, 2016年8月9日
関連ニュース
[編集]- 競泳男女・体操男子決勝進出を決める - リオデジャネイロオリンピック2日目(2016年8月7日)