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豚混入のひき肉を「牛ミンチ」と偽装

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2007年6月21日】

日刊スポーツによると、北海道苫小牧市にある「ミートホープ社」で加工した豚肉を混入したひき肉を「ミンチ」として出荷していたことが6月20日わかった。この日田中稔社長が会見し、「工場長に牛肉が足りないので豚肉を混ぜてよいかと相談したら、それでいいという判断をした」と、偽装が行われたことを認めた。

北海道新聞によると、この事件を受けて、ミートホープ社の原料を使っていた加ト吉日本生活協同組合連合会(生協)は問題の商品のうち、加ト吉は32商品、生協は1商品の出荷を見合わせるとともに、各地にあるスーパーコンビニ店舗にある加ト吉の子会社・北海道加ト吉が製造したコロッケも販売を自粛・撤去するなどの波紋が広がっている。また加ト吉は32商品中、自社ブランドの9商品(業務用8、家庭用1)については自主回収も行うとしている。

中日新聞によると、農林水産省と北海道は「日本農林規格(JAS)」の、「原材料明記」の規定に抵触・違反する恐れがあるとして、ミートホープ社と北海道加ト吉に対する調査を行うとしている。

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