第88回全国高等学校野球選手権大会開幕

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年8月7日】

兵庫県の阪神甲子園球場で6日、第88回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)が開幕した。開会式では、史上の2校目の3連覇を狙う駒大苫小牧(南北海道)が優勝旗を返還し、三重(三重)の中村浩樹主将が選手宣誓を行い、15日間の熱戦の幕が切って落とされた。

朝日放送、朝日新聞によると、開幕試合は、高知商(高知)対白樺学園(北北海道)。まず1回表、一死2・3塁で4番大竹口選手が初球をセンター前に返し、2点を先制。2回にも2点追加し、4-0と白樺学園がリードした。一方の高知商業は2回裏、二死からタイムリーなどで2点を返上。白熱した試合が続いた。試合が動いたのは、6回裏。無死3塁から2番前田選手が本塁打を放ち、さらに無死1・3塁からエラーなどでさらに2点を追加。高知商が10-7で白樺学園を制した。

第2試合は早実(西東京)対鶴崎工(大分)。早実は1回表、一死3塁の場面で3番桧垣選手の当りが2塁手のエラーを誘い、その間に1点を先制。2回、3回もエラーや四球などで得点を重ね、3回までに4点を先行した。一方の鶴崎工は8回裏、無死2・3塁で内野ゴロの間に房前選手が生還し1点を返したが、早実の先発・斎藤選手に3安打に抑えられ、得点はこの1点だけだった。早実はさらに8回に4連打などで4点を追加し、13-1で早実が鶴崎工を下した。

第3試合は春夏連覇を狙う横浜(神奈川)と大阪桐蔭(大阪)が対戦した。横浜はまず1回表、1死2塁で3番高浜選手のタイムリー2塁打で1点を先制した。大阪桐蔭は4回裏、1死満塁とすると8番丸山選手がセンター前にはじき返し、2点タイムリー2塁打で逆転した。一方の横浜は5回表に1死2・3塁で2番松本選手のライト前安打で1点を返すも、大阪桐蔭は7回裏に2番小杉選手のタイムリー2塁打などで4点を追加。さらに8回裏、3番謝敷選手、4番中田選手の2者連続本塁打などで5点を追加し、11-3と大量リードした。横浜は9回表、6番越前選手の2点本塁打などで3点を返したが追いつかず、11-6で大阪桐蔭が横浜に勝利した。

試合結果[編集]

  • 第1試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
白樺学園(北北海道) 2 2 2 0 1 0 0 0 0 7 12 1
高知商(高知) 0 2 2 1 0 4 0 1 x 10 14 1
本塁打:前田竜太(高知商)、筒井和哉(高知商)
  • 第2試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
早実(西東京) 1 1 2 0 2 1 0 4 2 13 13 0
鶴崎工(大分) 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 3 2


  • 第3試合
1 2 3 4 5 6 7 8 9 H E
横浜(神奈川) 1 0 0 0 1 0 0 1 3 6 10 3
大阪桐蔭(大阪) 0 0 0 2 0 0 4 5 x 11 15 2
本塁打:越前一樹(横浜)、謝敷正吾(大阪桐蔭)、中田翔(大阪桐蔭)

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