台風21号、5日中にもインドシナ半島へ再上陸か―比の死者・不明者は900人超え、1,000人以上の情報も
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台風第0621号「ドリアン」 | |
4日午後9時45分に 気象庁が発表した 4日午後9時の実況 |
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位置 | 南シナ海 北緯10度50分 東経109度40分 |
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大きさ | ― |
強さ | ― |
中心気圧 | 980hPa |
最大風速 | 30m/s |
進行方向 | 南西 |
速度 | 20km/h |
暴風域 | 半径 60km |
強風域 | 北側 370km 南側 260km |
上陸 | フィリピン |
【2006年12月4日】
気象庁によると、フィリピンで大きな被害を出した台風21号「ドリアン」(Durian) は、4日午後9時現在、ベトナム沖約90kmの南シナ海にあって、南西へ毎時20kmの速度で進んでいる。暴風域も依然伴っている。明日5日にもインドシナ半島・ベトナム南部に上陸するものと見られている。その後はカンボジアからタイへ向かって熱帯低気圧になる予想だ。
CNNによれば、フィリピンでは4日も被災者の救出を行なった。同国防災当局の発表では、死者425人、不明者は599人に上った。負傷者も507人が確認されたという。マヨン山の火山灰による深刻な泥流被害を受けたアルバイ州では、機械が入れられない状態のため、手作業での捜索となっている 。同州では少なくとも190人ほどの死亡が確認された。しかし、通信手段が途切れているため、正確な人数は把握できず、土砂災害も深刻なため、フィリピン赤十字社は死者は1,000人を超えた可能性があるとした。
一方で、日本赤十字社も本格的な支援に乗り出した。マヨン山のふもとレガスピ市では、救援物資などを配布している。5日には看護師も派遣される予定。同市では、ライフラインも途絶え、空港も損壊しているという。また、アイリッシュ・イクザミナーによれば、アイルランド政府は30万ユーロの援助を発表した。
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[編集]- 2006年12月3日 台風21号、フィリピンの死者は1,000人超か―日本の外務省も支援へ
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- 2006年11月27日 台風21号が発生、ヤップ島に接近
出典
[編集]- 『台風情報』 — 気象庁, 2006年12月4日
- CNN/AP/REUTERS 『台風直撃のフィリピン、死者1000人突破との見方も』 — CNN, 2006年12月4日
- 『日本赤十字社派遣職員から現地レポート2』 — 日本赤十字社, 2006年12月4日
- AP "Red Cross: Asia Storm Toll May Hit 1,000"。CBS、2006年12月4日。
- 『Govt announces typhoon aid』 — Irish Examiner, 2006年12月4日