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九州新幹線が架線にビニール掛かり緊急停止、乗客ら約6時間に亘り閉じ込め

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2012年3月14日】

朝日新聞時事通信によると、3月13日午後4時(UTC+9)頃、九州新幹線久留米-筑後船小屋間を走行中の新大阪鹿児島中央行「さくら557号」(8両編成)の運転士が、架線ビニールが掛かっているのを発見し、緊急停止した。

朝日新聞によると、JR九州が、同列車が現場で緊急停車している間、ビニールの撤去作業を実施したものの、車両電気が通じなくなったためそのまま停止。乗客は6時間半に亘り、車内に閉じこめられた。 自力走行できなくなった同列車を後続の列車が押し、午後10時34分に筑後船小屋駅に到着、乗客約250人が約1時間後に同駅で後続の列車に乗り換え、鹿児島方面へ向かった。

時事通信によると、このトラブルで、同新幹線は5時間近くに亘り、上下とも博多-鹿児島中央間の全線で運転を見合わせた。その後、上りは午後10時20分過ぎ、下りは14日午前0時過ぎに、それぞれようやく運転を再開したものの、ダイヤは大幅に乱れた。同新幹線が、2011年3月12日の全線開通以降、停電などのトラブルが原因でこれほど長時間に亘りストップしたのは初めてのこととなる。

朝日新聞が同社の話として伝えたところによると、ビニールの撤去作業後に、架線に送電を再開するために外していたパンタグラフを、電動で元に戻そうとしたが戻らず、通電することができなかったとのことである。予備電源として使っていたバッテリーが上がったか、何らかの原因でパンタグラフに不具合が生じたためと思われる。また、緊急停車するため、送電を停止する「保護スイッチ」を押すことで列車を停車させたものの、何らかの原因でスイッチを解除することができなかったため、解除までに約1時間掛かり、このためバッテリーが上がった可能性もある。一方、JR西日本によれば、通常は新大阪から熊本や鹿児島などへ直通する列車は、トラブルを受け博多で折り返し運転したため、山陽新幹線にはこのトラブルの影響は出なかった。

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