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中国四川省大地震 - 震源が浅く被害甚大との指摘も

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年5月13日】


時事通信によると、5月12日 (UTC+8) に発生した中国四川省の大地震は、北京上海を含む十数省区市で揺れを感じた。また、タイベトナムでも揺れを観測。[1]

時事通信は、「大陸内部の地震で、震源が浅く、破壊力が大きかった」と中国地震局地震予測研究所の研究員が指摘したことを報じた[1]毎日新聞によると、東京大学地震研究所アウトリーチ推進室の辻宏道准教授は、阪神・淡路大震災 (M7.3、震源の深さ16km) よりも大きな規模の地震がより浅い場所で発生しているため、被害が甚大になる可能性を指摘した。[2] (ただし、その後、アメリカ地質調査所は震源の深さを19kmに修正している[3])

日本経済新聞によれば、中国民政省などが13日午後に行った記者会見で、この地震により1万1921人が死亡したと発表された。[4]

地震調査委員会の阿部勝征委員長は、重い大陸の下でユーラシアプレートとインド・オーストラリアプレートがぶつかり合う力がたまることが、今回の震源地周辺で大地震が繰り返し発生している原因だと考えられると述べている。[2]

毎日新聞が理科年表を調査、中国での大地震は次のようになる[2]。今回の震源地付近の地震については、時事通信も報じている[1]

中国で過去に発生した大地震
発生年/月 マグニチュード 死者 震源地 備考
1920年12月 M8.5 約23万5000人 中国西北部・寧夏回族自治区
1933年8月 M7.5 約6800人 中国・四川省 今回の震源地付近
1970年1月 M7.8 約1万5000人 中国・雲南省 今回の震源地付近
1973年2月 M7.6 約2200人 中国・四川省 今回の震源地付近
1974年5月 M7.1 約1500人 中国・四川省 今回の震源地付近
1976年7月 M7.8 約24万2800人 中国・河北省唐山市付近 唐山地震20世紀最大の被害

出典

[編集]
  1. 1.0 1.1 1.2 時事ドットコム:震源浅く、大きい破壊力=中国全土の半分以上に波及−四川地震』 — 時事通信, 2008年5月13日5時54分 (UTC+9)
  2. 2.0 2.1 2.2 西川拓、関東晋慈 『中国地震:一帯で大地震多発 「被害相当大きい」と識者 - 毎日jp(毎日新聞)』 — 毎日新聞, 2008年5月12日 23時14分 (最終更新5月13日1時18分) (UTC+9)
  3. "Magnitude 7.9 - EASTERN SICHUAN, CHINA"アメリカ地質調査所、May 15, 2008 19:30:15 (UTC±0)。
  4. 中国・四川大地震の死者1万1921人に、民政省会見』 — 日本経済新聞, 2008年05月13日18時11分 (UTC+9)