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リベリア大統領選、きょう第2回投票

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2005年11月8日】

西アフリカのリベリアで、今日8日、大統領選挙の第2次投票が行われる。14年にわたる内戦後初めて行われた大統領選は、元サッカー選手ジョージ・ウェア氏とハーバード卒で経済通のエレン・ジョンソン=サーリーフ女史の決選投票となった。

ロイターによれば、10月26日、リベリア中央選管のフランシス・ジョンソン=モリス委員長は記者会見を行い、10月8日に行われた第1次投票の結果を発表するとともに、第2次投票の選挙戦は10月27日から11月6日の真夜中まで行われると公表した。第1次投票では、24人の候補中、ウェア候補が28.3パーセントの得票で1位、サーリーフ候補は19.8パーセントの得票で2位となった。News24によれば、投票率は75パーセントだった。

ロイターによれば、かつてACミランに所属し、FIFAの年間最優秀選手にも選ばれたことのあるウェア氏は、リベリアで20代から30代の男性青年層に絶大な人気を誇り、支持者からは「キング・ジョージ」と呼ばれている。現在はテレビ局やラジオ局を保有する資産家でもある。報道によれば、これまでに政治経験がないことや高等教育を受けていないことを対立陣営から指摘されてきたが、政争が続いたリベリアの既成政治勢力に対し、清潔さをアピールして支持を集めた。対するジョンソン=サーリーフ候補は、サッチャー元イギリス首相同様に「鉄の女」のあだ名を持つ有力政治家である。70年代に国務相を務めたこともある、経済通の政治家で、国連機関での経験ももつ。前回の大統領選にも出馬し、2位に終わっている。一方で、ウェア陣営からは、ジョンソン=サーリーフ候補もまた既成政治家のひとりとして、今日の荒廃に責任があると批判されていた。

IRINや南アフリカの「ニュース24」は、7日、第2回投票の投票率が低くなる可能性があると報じた。それによれば、投票は平日の火曜日に行われるため、仕事のある人が投票しない可能性がある。また第1回投票で落選が決まった他の20人の候補者の支持者には、第2回投票に関心のない人や、投票する候補者を決めていない人もいる。IRINによれば、国連リベリアミッションのリズレー報道官は、「選挙戦や選挙への関心は(以前と)同水準にない」と語り、投票率が低くなる可能性を認めた。「ニュース24」は、選挙ポスターや選挙戦用のTシャツが、首都モンロビアであまり見られなくなったことを伝えている。また「ニュース24」は、ある外交官が、「人々が投票をせず、かつ人々が望まない候補が当選した場合には、問題となりえるだろう」と語り、投票率の低下を懸念していると報じた。

またIRINは、第1回投票の後に降った大雨で、一部の道路や橋が使用不能になり、相当数の人にとって投票所へ行くことが困難になった可能性があると報じた。IRNによれば、中央選挙管理委員会のジョンソン=モリス委員長は、第1回投票以後の大雨で、到達不能な地点が255地点から273地点に増えたと語った。

7日のロイターなどによれば、第1回投票と同様に、国際監視団を含む選挙監視団が全国で選挙の実施を見守る。リベリアに展開している国連平和維持軍1万5千人も、ヘリコプターなどを使い、陸空で警戒にあたる。国連平和維持軍では必要ならば断固とした措置をとるとしているが、BBCは、選挙戦は平和に行われてきたと伝えている。

リベリアは、道路事情や通信設備などの不備から、選挙の開票に時間を要する。7日のロイターは、第2次投票の結果が判明するには2週間ほどかかると伝えている。

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