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JRの寝台特急『サンライズエクスプレス』、徐行区間で時速100kmで走行

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2010年11月16日】

毎日新聞読売新聞によると、JR西日本は、高松出雲市東京行きの寝台特急・『サンライズ瀬戸出雲』(14両編成)が、11月12日午後11時40分(UTC+9)頃に[注釈 1]兵庫県姫路市内の山陽本線網干-はりま勝原間の徐行区間(295メートル)に於いて[注釈 1]、指定速度時速45キロ)を大幅に超過し、時速約100キロで走行したと、同月15日に発表した。

読売新聞によると、これによる危険性は生じなかった模様だが、同社は運転士らを処分する方針である。

毎日新聞が同社の話として報じたところによると、当該の列車の運転士(26歳)は、徐行区間の500メートル程手前に設置されていた「徐行」を指示する予告信号に気付いていたものの、「貨物列車に対する徐行予告であり、自分の列車には関係は無い」と勘違いした模様である。

毎日新聞が同社の話として伝えたところによると、今回の速度超過は、運転士が後になって気付き、翌13日未明に、自らが所属する岡山運転区に申し出たことで判明した。この運転士は、乗務前に、同運転区に掲示された当日の徐行区間を確認していたものの、当該の区間については見落としていた。また、点呼時に運転士と確認作業を行っていた当直番の係長(47歳)も、運転士が見落としていることに気付かなかったという。この係長は、「日頃から確認が不十分だった」と話している模様である。

毎日新聞によると、当該の区間では、13日未明から保線工事が行われる予定となっており、15日午後10時20分頃から、枕木レールとを繋いでいるボルトを徐々に取り外していた。列車が通過した際には、508本の枕木が、1本おきにボルトが取り外された状態になっていた。

読売新聞によると、当時現場周辺にいた約30人の作業員は、列車が通過するまでに避難していた。また、乗客約220人にも怪我は無かった模様である。

注釈

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  1. 1.0 1.1 毎日新聞より

情報源

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外部リンク

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