仁川空港-ソウル間の空港鉄道が全線開通
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【2010年12月29日】
2010年鉄道関連ニュース
朝日新聞・時事通信によると、大韓民国の仁川空港とソウル駅とを結ぶ空港鉄道(KORAIL空港鉄道)が全区間で開通し、12月29日(UTC+9)から営業運転を開始した。
両報道によると、所要時間は最短43分で、通常1時間以上を要するバスやタクシーよりも早く到達する。朝日新聞によれば、日本人観光客にとっても移動手段が増加し、利便性が向上することが予想される。
時事通信によると、 開業に先立つ12月28日にはソウル駅で記念式典が行われ、金滉植首相が「仁川空港の国際競争力が一層強化される」と述べ、開業に期待を示した。
時事通信によると、この空港鉄道は、2007年3月に仁川・金浦両空港間(37.6キロ)で開通。このほど、金浦空港~ソウル駅間(20.4キロ)での工事が完了し、全線開通と相成った。
朝日新聞によると、仁川空港-ソウル駅間の所要時間は、30分間隔で運行される途中駅に停車しない「直通」で43分、ソウル中心部近くに位置する金浦空港などの途中駅に各駅停車する「一般」で53分。運賃は、それぞれ1万3,300ウォン(約960円)と3,700ウォン(約270円)となる。ソウル駅では、現時点では一部の航空会社に限られるものの、国際線の搭乗手続も可能である。
時事通信が韓国政府の話として伝えたところによると、空港鉄道に於いては、韓国高速鉄道(KTX)の乗り入れ運行も計画されている。KTXの導入により、仁川空港-ソウル駅間の所要時間は28分に短縮されることが見込まれ、同空港の国際ハブ空港化が加速するという期待感も高まっている。
情報源
[編集]- 稲田清英(asahi.com) 『仁川空港-ソウル間最短43分に 直行の鉄道が営業開始』 — 朝日新聞社, 2010年12月29日
- 時事ドットコム 『仁川空港~ソウル間が13分=29日に鉄道運行開始-韓国』 — 時事通信社, 2010年12月29日