麻生内閣発足、第92代首相に麻生太郎氏 - 自ら閣僚名簿を発表 : 日本
【2008年9月26日】
日本の国会は24日(UTC+9)、第92代内閣総理大臣として麻生太郎衆議院議員を選出した。同日には内閣総理大臣の親任式及び国務大臣の認証式が行われ、麻生内閣が発足した。また麻生氏は閣僚名簿を自ら発表した。官邸のウェブサイトはこれを伝え、さらに閣僚名簿を掲載した。[1][2]
それによると、同日午後に衆議院及び参議院で首相指名投票が行われた。両院の投票は指名が異なる結果となり、このため憲法にある衆議院の議決優先規定に基づき、麻生議員が内閣総理大臣として選出された。[1]
前述の閣僚名簿をみると組閣された顔触れは、内閣官房長官(および拉致問題担当)に河村建夫議員、財務大臣および内閣府特命担当大臣(金融)を中川昭一議員が兼務、内閣府特命担当大臣(少子化対策・男女共同参画)に小渕優子議員が入った[2]。さらに今年8月の福田改造内閣・閣僚名簿を合わせみると、舛添要一・厚生労働大臣、二階俊博・経済産業大臣、斉藤鉄夫・環境大臣、内閣府特命担当大臣の与謝野馨議員及び野田聖子議員、あわせて5名が再任となった [2][3]。
また、麻生首相と自民党総裁選挙を争った4人からは、再任した与謝野議員[4]と農林水産大臣に起用された石破茂議員[5]が入閣した[2][6]。
報道各社による内閣支持率の調査
[編集]麻生内閣発足に伴い、報道各社は内閣支持率を調査した。朝日新聞(48%[7])、毎日新聞(45%[8])、日本経済新聞(53%[9])と報じている。なお、調査はいずれも電話による全国世論調査で2008年9月24日、25日に行われたという。[7][8][9]
また、朝日新聞、日本経済新聞はともに、福田改造内閣の後半に調査した支持率(20%台)からは上昇したとしながら、発足時の内閣支持率としては福田内閣・安倍内閣を下回ったことを伝えた[7][9]。
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(データ出典 - 朝日新聞[7]、毎日新聞[8]、日本経済新聞[9]の記事より。またデータは各社とも電話による全国世論調査、実施日は2008年9月24日、25日。なお、サンプル数などの統計詳細は不明。日本経済新聞のデータはテレビ東京との調査。) |
関連ニュース
[編集]- "自民党総裁選 : 麻生幹事長を第23代総裁に選出 - 6割強の得票"。ウィキニュース、2008年9月22日
- "福田首相、辞意を表明 - 在任1年、改造後1ヶ月で"。ウィキニュース、2008年9月2日
出典
[編集]- ↑ 1.0 1.1 『麻生内閣の発足』 — 総理大臣官邸, 2008年9月24日(UTC+9)
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『麻生内閣 閣僚名簿』 — 総理大臣官邸, 2008年9月24日(UTC+9)
- ↑ 『福田内閣改造内閣 閣僚名簿』 — 総理大臣官邸, 2008年9月25日(UTC+9)閲覧
- ↑ 『候補者データ 与謝野馨』 — 自由民主党, 2008年9月25日(UTC+9)閲覧
- ↑ 『候補者データ 石破茂』 — 自由民主党, 2008年9月25日(UTC+9)閲覧
- ↑ 『第23代総裁に麻生太郎幹事長を選出 両院議員総会』 — 自由民主党, 2008年9月22日(UTC+9)
- ↑ 7.0 7.1 7.2 7.3 『麻生内閣支持48% 比例投票先、自民が民主上回る』 — 朝日新聞(asahi.com), 2008年9月25日22時20分(UTC+9)
- ↑ 8.0 8.1 8.2 田中成之、坂口裕彦 『麻生内閣:支持45% 前政権比12ポイント減』 — 毎日新聞(毎日jp), 2008年9月25日22時19分(UTC+9)、最終更新 : 9月25日23時27分(UTC+9)
- ↑ 9.0 9.1 9.2 9.3 『麻生内閣、支持率53% 不支持率は40%』 — 日本経済新聞(NIKKEI.NET), 2008年9月25日23時02分(UTC+9)
外部リンク
[編集]- 『麻生内閣総理大臣記者会見』 — 総理大臣官邸, 2008年9月24日(UTC+9)
- 『衆議院TV (検索条件 - 開会日:平成20年9月24日)』 — 衆議院, 2008年9月25日(UTC+9)閲覧 - 第170国会・衆議院本会議:内閣総理大臣の指名など。
- 『参議院インターネット審議中継 -ビデオライブラリ 会議検索-』 — 参議院, 2008年9月25日(UTC+9)閲覧 - 第170国会・参議院本会議:内閣総理大臣の指名など。
- 『日本国憲法:「法令データ提供システム/総務省行政管理局」』 — 総務省, 2008年9月25日(UTC+9)閲覧 - 日本国憲法第67条:内閣総理大臣の指名時における衆議院優先。