那覇空港でチャイナエアラインの航空機が炎上

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
事故機(那覇空港にて8月20日撮影)

【2007年8月23日】

読売新聞によると那覇市那覇空港で、台北発の中華航空(チャイナエアライン)120便(ボーイング737-800型機)が着陸後の20日午前10時31分ごろに駐機場で炎上していたと国土交通省に連絡が入った。鎮火に当たった消防庁によると乗客157人と乗員8人は全員無事避難しており死者は出ていない。乗客の国籍は台湾国籍110名、日本国籍23名、アメリカ籍14名、中国籍8名、ドイツ籍2名とチャイナエアラインが発表した。

国土交通省の調べによれば事故機は定刻より早く那覇空港に着陸し、管制塔の許可を得た上で乗客が降りる駐機場へ向かう途中にエンジンからの燃料漏れで出火した可能性が高い、と読売は報じた。また朝日新聞によると、同日には事故調査のため航空・鉄道事故調査委員会(同省)より、調査官4人が現地派遣された。この事故調査への協力のため、アメリカの国家運輸安全委員会(NTSB)はロバート・ベンソン調査官とともに連邦航空局、ボーイング社、ジェネラルエレクトリック社などの調査者及び技術者を同行させ、現地派遣することを20日発表した。なお、NTSBの調査結果についても航空・鉄道事故調査委員会により公表される。

朝日新聞の報道によれば、乗客らの証言では飛行機が駐機場に止まり荷物を取り出そうとしたときにエンジン付近から出火しているのが見え、一時乗客は機内へ閉じこめられたが、その後脱出シューターで機外へと無事に出ることができたという。また、この機外への緊急避難は国際基準の90秒以内で行われ、全員機外に逃れた直後に機体が炎上したと日本経済新聞は伝えた。

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