東京の温泉施設「シエスパ」営業再開を断念
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【2007年7月13日】
日本経済新聞によると、東京都渋谷区の温泉施設「シエスパ」の運営元であるユニマットグループは7月10日、営業休止していた施設を解体・撤去し、今後も営業再開をしないことを明らかにし、地元住民や渋谷区役所にも説明を行った。
解体されるのは問題の爆発事故が起きた別棟と入浴施設のあった本館の2つの建物。中日新聞によると、シエスパは6月19日、別棟での爆発事故で女性スタッフ3人が死亡、通行人など8人が怪我をした。本館は被害が無かったものの、この事故で営業を中断していた。この爆発は天然ガスの充満による引火が原因とみて警視庁が調べを進めている。
日経によると、7月7日に開かれた同施設の周辺住民の集会で、施設を撤去するよう求める意見が殺到し、ユニマットは「今回の事故の重大さと周辺住民への影響を真摯に受け止めて今後の営業再開をしないことを決定した」と話した。
出典
[編集]- CHUNICHI Web 『「シエスパ」ビル撤去へ ユニマット、営業再開断念』 — 中日新聞, 2007年7月10日
- NIKKEI NET 『渋谷の温泉施設爆発「シエスパ」、解体・撤去へ』 — 日本経済新聞, 2007年7月10日