北陸新幹線の列車名が決まる、最速列車は「かがやき」

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2013年10月12日】

北陸新幹線の路線図
建設中の北陸新幹線の高架橋。金沢駅付近から富山方面を望む。道床上を歩いている人々は見学会の参加者。

共同通信Response.によると、JR東日本JR西日本の両社は、2015年長野 - 金沢間が延伸開業する北陸新幹線列車名について、『かがやき』・『はくたか』・『つるぎ』・『あさま』の4つに決めたと10月10日UTC+9)に正式発表した。

共同通信によると、名称は5月31日から6月30日にかけて公募し、約14万5,000件の応募があった。このうち、最も多かったのは『はくたか』の約9,000件だった。

Response.によると、『かがやき』は、東京 - 金沢間の直通列車のうち、主要駅のみ停車する速達タイプの列車名称に採用される。応募数は第5位に当たる4,123件だった。「輝く光が、スピード感と明るく伸びていく未来をイメージさせる」ことが選定の決め手となった。『かがやき』は1988年に、長岡 - 金沢間を結ぶ上越新幹線連絡の在来線特急列車として登場したが、1997年北越急行ほくほく線開業に伴い廃止されており、18年ぶりの復活となった。また、東京 - 金沢間の各駅に停車するタイプは、公募第1位の『はくたか』を名乗ることになった。『はくたか』は1965年に、東京 - 金沢間を結ぶ在来線特急として登場。その後1982年の上越新幹線開業に伴い廃止されたが、1997年には『かがやき』に代わり、ほくほく線経由で越後湯沢 - 北陸方面を結ぶ特急として復活を遂げ現在も運行されており、「首都圏と北陸とを繋ぐ列車として親しまれている」ことが選定の決め手となった。立山連峰剱岳にちなんだ『つるぎ』は、富山 - 金沢間を結ぶシャトルタイプの列車名称として使用され、公募数は第4位の4906件。『つるぎ』は、1961年大阪と北陸とを結ぶ夜行準急として登場し、後に急行への格上げ、運転区間の拡大(大阪 - 新潟)を経て、1972年から大阪 - 新潟間の寝台特急となったものの、1994年に定期列車としての運転を終了しており、その後約20年ぶりの復活となる。選定理由は「かつて関西 - 北陸を結んだ列車として馴染み深いため」としている。東京 - 長野間を結ぶ現長野新幹線タイプは、引き続き『あさま』を名乗ることになった。『あさま』の応募数は第7位の3281件。

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