加藤紘一元自民幹事長自宅全焼

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2006年8月16日】

山形県警鶴岡警察署によると、8月15日午後5時55分 (UTC+9) 頃、同県鶴岡市加藤紘一元自民党幹事長の実家から出火し、加藤氏の実家と隣接する事務所が全焼した。加藤氏の自宅には延焼しなかった。実家北側では男性が切腹しており、警察は火事と男との関連を捜査している。

朝日新聞によると16日、加藤氏は全焼した実家に着いた際、これからも変わらず政治家として発言していくと述べた。同氏は小泉首相の靖国神社参拝に批判的で、ここ数ヶ月の間それに関連する抗議の件数が増えていたという。

加藤氏のオフィシャルサイトによると、実家に住む加藤氏の母は外出中で無事だったといい、加藤氏は「不幸中の幸いだった」としている。

毎日新聞によると、切腹を図った男性は病院に搬送されたものの、意識が回復していないという。一方山形県警は18日、男性が所属しているとされる右翼団体の東京事務所と関係する団体の2箇所を家宅捜索した。これは男性が加藤氏の実家に放火した疑いが強くなったためで、押収した資料から事件との関連を調べていくという。毎日新聞の取材に対して団体代表者は、男性が団体に所属しているかどうかは明かさなかったという。

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