モンテネグロ、192番目の国連加盟国に
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【2006年6月29日】
ニューヨークの国際連合本部で28日 (UTC-4) 総会が開かれ、モンテネグロの加盟を全会一致で承認した。同国は6月4日に独立を宣言した後国連に加盟を申請しており、192番目の国連加盟国となった。
モンテネグロのヴヤノヴィッチ大統領による申請を受けて、国連安全保障理事会で22日全会一致で同国の国連加盟を推薦することを決め、総会に議案が提出され承認に至った。
総会で、国連のアナン事務総長は旧ユーゴスラビア諸国の紛争の歴史に触れ、「民主的な決定と法に基づいた行動が、政治目標を達成する最も効果的な方法であるということを、モンテネグロの人々が示してくれた。」と述べて歓迎のあいさつを行った。
モンテネグロのブジャノヴィッチ大統領は、「国連に加盟することができた名誉とともに、大きな責任も感じている。」と述べた。加盟承認後、モンテネグロの国旗が本部ビル前の広場に新しく掲揚された。
ちなみに、近年最も新しく国連に加盟したのは2002年9月27日加盟の東ティモールで、モンテネグロは3年9ヶ月ぶりの新規加盟国となった。
関連項目
[編集]- 2006年5月24日:モンテネグロで独立を問う国民投票、独立を承認
- 2006年6月4日:モンテネグロ共和国、セルビア・モンテネグロからの独立を宣言
- 2006年6月7日:セルビアも独立を宣言
- 2006年6月16日:日本政府、モンテネグロを国家として承認
出典
[編集]- "Annan, General Assembly welcome Montenegro as 192nd UN Member State"。国際連合、2006年6月28日。
- "Montenegro gains Security Council endorsement for UN membership"。国際連合、2006年6月22日。
- (3番目のニュース) "Montenegro Becomes 192nd U.N. Member"。BETA、2006年6月28日。