ジャワ島中部地震の犠牲者、5,000人を超える
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【2006年5月29日】
29日、インドネシアジャワ島中部地震の死者は5,136人にのぼった[1]。また2万5,000戸以上の住宅が全壊したとジョグジャカルタ特別州の当局者は述べた[2]。28日、インドネシア社会省は、負傷者が1万人以上、家を失った者が20万人以上と発表した[3]。また国際連合児童基金(ユニセフ)のスポークスマンは、負傷者は2万人以上にのぼり、家を失った者は10万人以上であるが、その数値はまだ不正確であると語った[4]。
ジョグジャカルタ特別行政地域とその域内でのバンドゥル県の位置 |
被害が拡大した背景について、建物の8割が倒壊したとされるバンドゥル県は、低所得者層が暮らす農村地帯で、地震の揺れに耐えられず崩れた家が多かったこと、医療設備や人員がもともと不足していたことなどが重なり、インドネシア全体の2/3を超える犠牲者が出たと見られている[5]。
一方、被災地から400kmほど北にある首都ジャカルタでは、学生の団体やボランティア、主要な政党などが中心となって募金活動を始めている。また、いくつかの大学は医療チームやボランティアチームを派遣するという[6]。
出典
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- ↑ Lewa Pardomuan "Indonesia quake toll tops 5,000"。ロイター、2006年5月29日。
- ↑ 『ジャワ島地震、死者5千人超す』 — 朝日新聞, 2006年5月29日
- ↑ 代慶達也 『ジャワ島地震、死者4600人超す・救援活動難航』 — 日本経済新聞, 2006年5月28日
- ↑ "More than 4,600 dead in Indonesian quake"。ロイター、2006年5月28日。
- ↑ 『古都ジョクジャで大地震』 — ジャカルタ新聞, 2006年5月29日
- ↑ "Jakartans collect aid for quake victims"。The Jakarta Post、2006年5月29日。