コロンビア、憲法を改正 大統領の再選が可能に
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【2005年10月20日】
コロンビア憲法裁判所は、現職の大統領が選挙に出ることを許す憲法修正条項を承認した。これまでの憲法では、大統領は2期連続して就任することが禁止されていた。決定は憲法裁判所のマヌエル・ホセ・セペダ長官により、19日現地時間(UTC-5)午後6時45分(日本時間20日午前8時45分)に公表された。BBCによれば、セペダ長官は「裁判所は、共和国大統領の再選を許す法律が、憲法の合理的な制約下にあることを宣言する」と語った。
コロンビアの大統領は任期4年。アルバロ・ウリベ・べレス大統領は2002年に就任した。今回の憲法改正により、ウリベ大統領にとって、来年5月の大統領選出馬への道が開けた。ウリベ大統領の支持率は約70%あり、現時点では、再選は確実とみられている。
ウリベ大統領は保守系の政治家で、親米的政策を取る。BBCによれば、憲法の改正は、左翼系の反政府主義者との戦いにさらに時間が必要とする大統領側からの要求によるものだった。大統領の反対派からは、再選の解禁は大統領の権力を不当に強くするものだとする反対があった。憲法改正案は、議会で承認された後、憲法裁判所で約1ヶ月にわたり審議され、今回の決定に至った。
英語版ウィキニュースの翻訳に基づきます。
外部サイト
[編集]- 外務省、コロンビア・基礎データ。
出典
[編集]- "Colombia re-election ban lifted". BBC, October 19, 2005
- Andy Webb-Vida, Reuters "Re-election has Colombia on Alert". AlertNet, October 14, 2005
- "Corte Constitucional aprobó la reelección presidencial". Caracol TV, October 19, 2005
- "Corte Constitucional aprobó la reelección presidencial". El Tiempo (Colombia), October 19, 2005