福田氏、麻生氏を破って自民党新総裁に
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【2007年9月23日】
NHKによると23日、自民党の党大会に代わる両院議員総会が行われ、12日に辞任表明を発表した安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選挙も行われた。
この選挙には福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が立候補しており、選挙の結果、福田氏が330票、麻生氏が197票で福田氏が自民党新総裁になった。票の内訳は以下の通りである。
福田氏 | 麻生氏 | 無効票 | 計 | |
---|---|---|---|---|
国会議員 | 254 | 132 | 1 | 387 |
地方票 | 76 | 65 | 0 | 141 |
計 | 330 | 197 | 1 | 528 |
上記の表から各都道府県で3票ずつ割り与えられる地方票では競り合ったが、国会議員票では福田氏が麻生氏を大きく差を広げた。入院中の安倍首相は22日に入院先の病院で不在者投票を行った。
福田氏は結果発表後の所信表明で「職責を十分果たせるよう全身全霊で励んでいく覚悟だ。今の自民党は大きな混乱に直面している。まず、自民党の再生に取り組みたい。そして、国民の信頼を取り戻し、着実に政策を実行する政党にしたい。明るく日本を築く先頭に立ちたい。」と緊張した様子で言った。
福田氏は71歳。父である赳夫元総理大臣の秘書官を経て、1990年に衆議院群馬4区で初当選して以後、6回連続当選を果たしている。2000年の第2次森内閣で官房長官に就任し、続く小泉内閣でも官房長官を務め、2003年の国民年金の未納が発覚して辞任するまで最長の1289日間、官房長官を務めた。
福田氏が内閣総理大臣に就任すれば、憲政史上初の親子2代の内閣総理大臣となる。
出典
[編集]- 『自民党新総裁 福田康夫氏選出』 — NHK, 2007年9月23日