台湾・高雄の市街地で爆発 200人以上死傷 - ガス爆発か?
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【2014年8月1日】
台湾南部の高雄市の市街地で、現地時間7月31日深夜から翌未明[注釈 1]にかけて大規模な爆発が複数回起こった[1][2]。爆発は、3平方キロメートルほどの広範囲で起こり、爆発により道路の陥没や車の横転、路上が炎上するといった被害がでている[3]。また現地の消防当局によると、25人(内、4人は警官・消防隊員)が死亡し271人が負傷した[2]。台湾政府は、住民の救出や避難のため軍などを投入している[4]。
爆発に至った経緯として現地メディアが報道したところによると、現場近くに所在している石油化学工場[注釈 2]から接続されてあるパイプラインより気体の漏れが発生、気体が可燃性の化学物質であったため引火・爆発に至ったとみて当局が調査中であると、現地で報道がなされている[2]。
現地メディアは目撃者の話として、「爆発が起きる前にガスの匂いがしていて、消防が原因を調べていた。負傷者の中には、消防隊員も含まれている。」と伝えている[1]。一部情報では、爆発前に化学物質の気体の漏れが検出されていたとも伝えられている[4]。現場から1キロメートル程離れたマンションに住む日本人男性は、「午前0時頃に大きく建物が揺れ、地震かと思った」と述べている[5]。
爆発が起きた場所は、高雄駅南東で日本人も居住している地域[2]。また、同市には日本人は約1300人が在留しており、日系企業170社も進出している[4]。日本・台湾間の窓口機関である交流協会は、日本人が被害に遭っていないか確認中としているが、現在のところ負傷したとの情報はないとしている[1]。
注釈
[編集]情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 1.2 『台湾・高雄で大規模爆発 約300人死傷』 — 日本放送協会, 2014年8月1日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 高雄共同 『台湾高雄の市街地で大規模爆発 25人死亡、271人負傷』 — 共同通信社, 2014年8月1日
- ↑ 『台湾の爆発 気体状の化学物質が爆発か』 — 日本放送協会, 2014年8月1日
- ↑ 4.0 4.1 4.2 『台湾高雄市で大規模な爆発 24人死亡、270人負傷』 — 日本経済新聞, 2014年8月1日
- ↑ 台北=向井ゆう子 『台湾爆発「地震かと」電柱倒れ道路陥没、火柱も』 — 読売新聞, 2014年8月1日