UEFAのプラティニ会長が疑惑について釈明
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【2015年9月29日】
FIFA(国際サッカー連盟)の汚職事件に関連して、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長はUEFAに加盟する各国のサッカー協会に対して書簡という形で、今回明らかになった疑惑の経緯についての説明を行った。
それによれば、1990年代の末から2002年までの間にFIFAの内部で常勤としてサッカーに関連した「多様な事案」に取り組んで、その時に、合意していた報酬の最後の金額である200万スイスフランが2011年2月に支払われ、その上で、「スイスの法律にのっとって申告している」とした上で、「一連のできごとで自分やUEFAの名声が傷ついた。誤解を晴らせるように全力を尽くしたい」という風にを説明した。さらにプラティニ氏は、9月28日付で、FIFAの倫理委員会にも書簡という形で、できる限り早く(今回明らかになった)問題を明らかにするため、必要な追加の情報の提供について申し出た。しかし、報酬の支払いが9年遅れた理由について、この書簡の中では明らかにされなかった。
今回の疑惑に関して、参考人として事情聴取を受けたプラティニ氏は「自分のイメージと評判が損なわれるかもしれないのは承知している」と自ら認めているが、UEFAに加盟する各国のサッカー協会に送った書簡の中では「情報提供のための聴取であり、間違ったことはしていない」と記してある。
情報源
[編集]- チューリヒ福島良典 『FIFA汚職:UEFAのプラティニ会長「報酬の一部』 — 毎日新聞社, 2015年9月29日
- ロンドン=河野正樹 『FIFA汚職、プラティニ氏が釈明 報酬問題は説明なし』 — 朝日新聞社, 2015年9月29日