NASAの施設で男が銃を発砲、人質を殺害して自殺
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【2007年4月21日】
共同通信によると、アメリカ合衆国テキサス州ヒューストンの米航空宇宙局(NASA)の建物内で、20日午後1時40分頃(UTC-5)、拳銃を持った男が男女2名を人質にとって立てこもる事件があった。時事通信によると男は建物の2階の一室に約3時間にわたって立てこもり、人質の男性の胸部を撃って殺害した後、自身の頭部を撃って自殺した。別の人質の女性は手足をテープで縛られていたが、大きなけがもなく無事だった。
共同通信によると、事件があったのはジョンソン宇宙センター内の44号棟と呼ばれる建物で、研究室や通信設備を備えている。犯人の動機はわかっていない。時事通信が伝えた警察当局の発表によると、男は50歳代の白人で、NASAと契約しているカリフォルニア州の民間企業の職員だという。
朝日新聞が伝えた宇宙航空研究開発機構ヒューストン駐在員事務所の話によると、事件発生時には日本人宇宙飛行士の星出彰彦さん(38)がセンター内にいたが、携帯電話で無事を確認したという。他の日本人宇宙飛行士も普段は同センター内で訓練を行っているが、それぞれ出張などでセンターの外にいたため、無事だった。
出典
[編集]- 『NASAで男が銃発砲』 — 共同通信, 2007年4月21日
- 『契約技術者が1人射殺し自殺、ジョンソン宇宙センター』 — CNN, 2007年4月21日
- 『NASAで立てこもり 人質1人死亡、容疑者も自殺か』 — 朝日新聞, 2007年4月21日
- 『人質1人射殺し自殺=男が立てこもり、1人負傷-NASAのシャトル管制センター』 — 時事通信, 2007年4月21日
- 古沢由紀子 『NASAで拳銃男が立てこもり、同僚を殺害し自殺』 — 読売新聞, 2007年4月21日
- "Gunman Kills Hostage in NASA Building"。ABC、2007年4月21日。