JR可部線 廃線区間の一部を復活へ - 広島
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【2011年2月4日】
2011年鉄道関連ニュース
広島市は2月3日[注釈 1](UTC+9)、2003年に一部区間が廃止されたJR可部線の廃線区間のうち、約2キロの区間を電化して復活させる方針であると発表した[1][2]。広島市とJR西日本が協議を行い、2011年度初めにもJR西日本が経営会議で事業化を決定する見通しである[1]。
JR西日本広島支社[注釈 1]および国土交通省[注釈 2]によると、JRグループで廃止された路線が復活するのは初めてのことであるという[1][2]。
広島市によると、復活する区間は現在の終点である可部駅(広島市安佐北区)から、旧河戸駅(同区)周辺までの区間[1]。現在も線路の残されている廃線敷を利用し、河戸駅跡付近の終点と中間地点の2箇所に新駅を設置する予定[1][2]。事業費の大半を国と広島市で負担し[1]、2011年度中の着工、2013年度の完成を目指す[1][2]。
赤字経営の[注釈 2]可部線は、2003年に非電化路線であった可部駅 - 旧三段峡駅(現:安芸太田町[注釈 1])間の約46キロ[注釈 3]の区間が廃線となった[1][2]。この廃線区間沿線のうち旧河戸駅付近までの地域では住宅や商業施設の開発が進行し、地元住民から電化しての[注釈 1]路線復活を求める声が上がっており、これを受けて広島市とJR西日本および地元のバス会社等が2008年に協議会を設立[1][2]、2010年2月に電化による路線延伸案をまとめていた[2]。
注釈
[編集]情報源
[編集]本ニュースは「共同通信」および「読売新聞」の以下の報道を情報源としている。