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ANAのボーイング747SRが退役へ

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
スペースシャトル輸送用に改造された今回引退した機体と同型のB747SR

【2006年3月30日】ANA(全日本空輸)飛行機ボーイング747SRが3月10日をもって退役した。747SRの就航は1979年1月25日(羽田新千歳,羽田⇔福岡)で、以来27年間に渡って使用され続けていた。

3月10日、鹿児島発羽田行のANA624便(往路:羽田発鹿児島行ANA621便)を最後に同社の営業路線から全機が退いた。最終営業運航を担当したのは機体番号:JA8157(747SR-81)で、1982年に就航した機体である。
最終便となったANA624便は、CAの制服は747SR初就航に伴い導入されたデザインの制服そして機内オーディオは同機就航当時のヒット曲でサービスが行なわれた。
ANAの所有機としては、1995年11月30日に同社の営業路線から退いたL-1011トライスターに続いて無事故運航記録を達成した。
ラストフライト終了後、羽田スポットでは退役セレモニーが開催され、ANA関係者そして多くの航空ファンが別れを惜しんだ。
なお、同機の引退によりANAの所有機から3人乗務機が消えた。

現在、日本の航空会社のフリートには営業運用されている747SRは無い。しかし既に営業運転を終了したJA8117をアメリカ航空宇宙局が買い取ってスペースシャトルの輸送用として使用している機体がある。

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