2016年夏季オリンピック開催地、日本の候補都市は東京に決定
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【2006年8月30日】
産経新聞と朝日新聞によると、30日、日本オリンピック委員会 (JOC) は投票により、2016年夏季オリンピックの日本国内における候補地を東京都に決定した。もう一方の候補としては福岡市が挙げられていた。
投票は東京都内のホテルで、福岡市と東京都の招致演説の後に行われた。JOC理事の25名と各競技団体の代表29名、日本障害者スポーツ協会代表のあわせて55名によって無記名で行われ、東京都が集めた票はそのうちの33票だった。
最終的に開催都市は2009年10月2日にコペンハーゲンで行われる国際オリンピック委員会の総会で決定される。スペインのマドリード、ブラジルのリオデジャネイロ、カタールのドーハなどの候補地と、1964年の東京オリンピック以来2度目の開催を目指す。
福岡市は会場を狭い地域に集約する計画で競技団体から高い評価を受けていたが、用地を都有地でまかなえるうえに1964年に開催したときの施設が利用できる東京都と比較して、用地取得にあたっての障害があることが問題となった。
出典
[編集]- 『2016年夏季五輪 国内立候補都市は東京』 — 産経新聞, 2006年8月30日
- 『東京都に決定 2016年夏季五輪国内候補都市』 — 朝日新聞, 2006年8月30日
- 『福岡五輪落選 2016年東京都が世界選考へ(速報)』 — 西日本新聞, 2006年8月30日