2015年のシルバーウィークに行われた全国各地の「流鏑馬」

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【2015年9月27日】

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ウィキペディア流鏑馬に関する記事があります。
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ウィキペディアシルバーウィークに関する記事があります。

2015年日本におけるシルバーウィークでは、全国各地で「流鏑馬(やぶさめ)」が行われた。今回の記事では、流鏑馬や風景の模様を追っていく。

シルバーウィーク初日の9月19日に、山梨県富士吉田市小室浅間神社で、「流鏑馬やぶさめ祭り」が行われた。「流鏑馬やぶさめ祭り」が持つ意味合いは、春に富士山から麓へ下りてきた神様が作物を実らせたのち秋になり神様が麓から富士山へ戻るとき、神様に馬へ乗っていただいて麓から富士山へ送り出そうという、神様に対して農民が敬う気持ちを表すための祭事である。同時に「流鏑馬やぶさめ祭り」は、神様に対して麓に居られない冬の間の平穏を祈願する意味も込められており、馬が走ったあとの地面へ残った蹄跡を確認すれば跡の角度や深さによって、その冬の吉凶が占えるという。「流鏑馬やぶさめ祭り」は伝統行事として、800年以上にわたり受け継がれている[1]

同じく9月19日に、山形県寒河江八幡宮で「寒河江八幡宮流鏑馬」が行われた。「寒河江八幡宮流鏑馬」は「寒河江まつり」の一環として行われた。馬場は約200メートルに設定され、等間隔に的が三つ設置された。射手は寒河江八幡宮流鏑馬保存会の男女6人が務め、的へ全て的中させることが出来た射手には、京参乗(きょうさぬり)と呼ばれる少年を介して、射手の技量を讃える白布と酒が贈られた。「寒河江八幡宮流鏑馬」の起源は鎌倉時代からと伝えられているが、古式流鏑馬は江戸時代に一度途絶えてしまった。しかし1988年(昭和63年)に寒河江八幡宮流鏑馬保存会によって復活を遂げることが叶った。「寒河江八幡宮流鏑馬」は現在では、山形県の「指定無形民俗文化財」として認定されている。寒河江八幡宮では20日にも、古式流鏑馬と作試し流鏑馬が行われるという。作試し流鏑馬とは3頭の馬を競わせ翌年の作柄を占う祭事である[2]

前述の「寒河江まつり」は、今年は祭り期間に祭日を考慮した14日から20日の7日間に設定された。従来は曜日に関係なく、9月15日前後に日付固定で開催してきていた。従来からハッピーマンデー制度に基づき、曜日を考慮して祭りの開催日を設定してみてはどうかという意見があったが、敬老の日が9月第3月曜日に設定されたのをきっかけとして日程の見直しの機運が高まり、今回の日程見直しにつながった。土曜日や日曜日に主要行事を集中させたことで、山形新聞の佐藤善哉記者は「寒河江まつり」の活性化がなされたと評価した。一方、祭り期間を延長したことによるもう一つの利点として、伝統行事の「放生会(ほうじょうえ)」が約150年ぶりに復活したことを佐藤記者は挙げている。「放生会」は生き物への感謝と供養を表す祭礼であり、宮司を務める鬼海氏は「祭りの期間を延ばしたことで、放生会の日程を確保することができた」と歓迎の声を挙げた[3]

岩手県遠野市では19日から20日にかけ「遠野まつり」が行われ、遠野郷八幡宮では遠野南部流鏑馬が披露された。20日には境内にある約220メートルの馬場の練り歩きも行われ、笛や太鼓の音を響かせ観客を楽しませた。練り歩きには郷土芸能に携わる44団体が集結したという[4]

山形県鶴岡市の「八幡神社」では20日に例大祭が行われた。昔は馬上から弓を射ていたが現在は馬駆けを主に行っているという。今回も地元住民が自ら所有する1頭の馬にまたがり、境内の長さ約80メートルの直線を駆け抜ける流鏑馬が3回披露された[5]

栃木県大田原市にある那須神社では、9月21日に例大祭が行われ流鏑馬が披露された。陣羽織姿の射手により的が次々に射貫かれた。大田原市の指定無形民俗文化財である「那須神社獅子舞」も奉納された。笛とささらの演奏により、3頭の獅子が舞を披露した[6]

9月22日には、栃木県の那須塩原市にある千本松牧場で流鏑馬が行われた。英国放送協会(BBC)の番組収録も行われ、リポーター役としてオートバイレーサーのジェームス・トスランドアトランタ五輪の陸上男子1600メートルリレーの銀メダリストであるイワン・トーマス、陸上男子100メートルの金メダルであるドノバン・ベイリーらが流鏑馬に挑んだ。3人を含む撮影クルーは16日に来日しており、都内の弓馬術礼法小笠原流本部教場で流鏑馬の歴史や作法などを学んだ後、日光市内で流鏑馬の稽古を積んだ。収録最終日となった千本松牧場では最終稽古が行われ、その様子は一般来場者にも披露された。番組は「Legends of Sport」の仮タイトルとして、2016年に放送予定であるという[7]

シルバーウィーク最終日の9月23日には、東京都にある馬事公苑で「愛馬の日」が開催された[8]。馬事公苑へ訪れた人々は約2万人におよび、大勢の観衆の中で妙技が披露された[8]。流鏑馬の射手は日本古式弓馬術協会の武田流一門から招くよう企画された[9]。他にも、母衣引(ほろひき)(宮内庁主馬班)や打毬(だきゅう)(宮内庁主馬班)、ばんえい競馬の模擬レース、警視庁第三方面交通機動隊騎馬隊による「レプリーズ」といった馬にまつわるイベントが企画された[9]。さらに「愛馬の日」のイベントとして、ポニーによる全国ポニー競馬選手権「第7回ジョッキーベイビーズ」の関東地区予選が企画された[9]。優勝騎手と準優勝騎手は10月11日に行われる本戦への出場資格が与えられ、「ジョッキーベイビーズ」の本戦は中央競馬で開催される「第66回毎日王冠(G2)」のレース後に予定されているという[10]

情報源[編集]

  1. 『秋の北麓 流鏑馬に喝采』YOMIURI ONLINE(読売新聞)、2015年9月20日。
  2. 『寒河江八幡宮で古式流鏑馬 寒河江まつりに合わせ奉納』Yamagata News Online(山形新聞)、2015年9月21日。
  3. 佐藤善哉(寒河江支社) 『寒河江まつり、日程変更が奏功 伝統も復活、役割再認識』Yamagata News Online(山形新聞)、2015年9月25日。
  4. 『<遠野まつり>しし踊りや神楽 懐かしさ誘う』河北新報 ONLINE NEWS、2015年9月21日。
  5. 『鶴岡・下山添の八幡神社祭典 「流鏑馬」を披露』荘内日報、2015年9月22日。
  6. 『与一にちなんで流鏑馬奉納 那須神社で例大祭、大田原』下野新聞、2015年9月22日。
  7. 『英国五輪メダリストら、流鏑馬に挑戦 BBCが那須塩原で番組収録』下野新聞、2015年9月23日。
  8. 8.0 8.1 松田嘉徳 『愛馬の日:流鏑馬披露 2万人にぎわう 東京・馬事公苑』毎日新聞、2015年9月24日。
  9. 9.0 9.1 9.2 『馬の祭典!「第47回愛馬の日」』日本中央競馬会、2015年9月7日。
  10. 『社告:「愛馬の日」催し多彩 馬事公苑で23日、流鏑馬やばんえい競馬』毎日新聞、2015年9月11日。

外部リンク[編集]

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