高知競馬場で競走馬ミヤマリージェントが引退
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【2014年2月28日】
競走馬のミヤマリージェント(牡15歳)が2月23日の高知競馬場の第10競走を最後に引退した[1]。ミヤマリージェントの生涯戦績は329戦13勝[1][2]。パークリージェントを父に[3]、ダイコーターを母の父に持つ同馬は[3]、2001年(平成13年)5月に札幌競馬場でデビューを果たした後は各地を転戦し[1]、2005年に高知競馬場へ転籍してきた[1]。なお出走数329戦はセニョールベストの389戦(2014年2月25日時点)に続いて高知競馬場の歴代2位の記録である[1]。
ミヤマリージェントには「連敗馬」という側面があり、2009年10月31日に勝利したレースを最後に[1]、2013年1月14日には114連敗を記録し[1]、かつて高知競馬場で「負け組の星」として有名となったハルウララが記録した113戦0勝という高知競馬の「連敗」記録を塗り替えた[1]。その後も引退まで連敗が続き151連敗を記録した[1]。最後の競走となった2月23日第10競走でミヤマリージェントは第3コーナーまで果敢に先行し、結果は4着入線となる[4]。遂に勝利は飾れなかったものの、最後まで恥じる事のない走りをファンへ向けて見せた。
ミヤマリージェントは引退後新たなオーナーの元で余生を過ごす[1][4]。ミヤマリージェントを管理していた国沢輝幸調教師は「長い間ご苦労さまと声を掛けてやりたい。」と同馬を労い[1]、「高知競馬が苦しい時期をともに戦った、いわば戦友だと思っています。」と共に生き抜いた戦歴を誇った[1]。
情報源
[編集]- ↑ 1.00 1.01 1.02 1.03 1.04 1.05 1.06 1.07 1.08 1.09 1.10 1.11 倉沢仁志 『競馬:ハルウララ超え151連敗、ミヤマリージェント引退』 — 毎日新聞, 2014年2月26日
- ↑ 『競走馬データ - ミヤマリージェント』 — netkeiba.com,
- ↑ 3.0 3.1 『地方競馬 データ情報-ミヤマリージェント』 — 地方競馬全国協会,
- ↑ 4.0 4.1 『高知けいばニュース - ミヤマリージェント号の引退について』 — 高知競馬場, 2014年2月23日