高校野球・菊川南陵高校が部員の暴力事件で出場辞退
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【2014年7月26日】
夏の全国高校野球選手権・静岡県大会に出場していた、菊川南陵高校の野球部員の2人が、後輩部員2人の顔を殴ったとする暴力行為があったとして、この大会への参加を途中辞退をすることを、同高校が7月25日の会見で明らかにした。[1]
同高校によると、6月に3年生部員の生徒1人が1年生の生徒1人を、また2年生の生徒1人も1年生の生徒2人をそれぞれ殴ったとされ、3年生に殴られた1人は前歯が折れた。3年生の生徒は今大会では正捕手として出場し続けていた。[2]
今回の暴力の理由は殴られた部員を含め5人の部員が喫煙したことによるものとしており[2]、「反省の態度が見られない」という理由で殴ったとしている。[1]同高校側はこれらの事実を把握しながら、高校野球連盟(高野連)への報告を怠っていたが[2]、7月24日に高野連に投書があったことをきっかけに対応を協議し、すでに4回戦まで進出していた静岡県大会の参加を途中辞退することを決めた。[1]3年生の生徒は「他の部員による喫煙行為が発覚すると、試合に出られなくなると思った」と述べている。[3]
今回の参加辞退を受けて、7月26日の4回戦で菊川南陵高校と対戦する予定となっていた東海大翔洋高校は不戦勝の扱いとなった。菊川南陵高校は昨年度・夏の静岡県大会で決勝戦まで進出し、今年は夏の甲子園初出場を目指していた。[1]この問題を受けて、菊川南陵高校・金沢大将校長は「私の監督不行き届きと、認識の甘さで報告が遅れて申し訳ありません」と謝罪した。[4]
情報源
[編集]- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 『菊川南陵 野球部員が暴力 大会途中で辞退』 — 日本放送協会, 2014年7月26日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『静岡の菊川南陵、暴力で出場辞退 高校野球』 — 朝日新聞, 2014年7月25日
- ↑ 『【静岡】菊川南陵が26日の4回戦辞退』 — 朝日新聞, 2014年7月25日
- ↑ 『高校野球 昨夏準V・菊川南陵が出場辞退』 — 読売新聞, 2014年7月25日