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香川用水第二次取水制限入り

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2008年8月4日】

香川県報道発表資料及び四国新聞によると、吉野川水系水利用連絡協議会は8月3日午前9時(UTC+9)、早明浦ダムから供給量を香川用水で35.0%、徳島用水で17.0%削減する第二次取水制限に入ったと発表した[1][2]

四国新聞によると、丸亀市善通寺市観音寺市の3市が新たに渇水対策本部を立ち上げ、木田郡三木町が4日午前9時から配水池の弁を15%閉める減圧給水を開始した[2]

香川用水を管理する水資源機構の担当者が香川用水取水口(徳島県三好市)のゲートを狭める作業などを行った[2]

高松市では、7月25日から始めていた減圧給水を18.5%削減と強化した。また、市役所前に早明浦、内場ダムの貯水率や家庭でできる自主減圧法などを書いた渇水告知板を設置した。市は「市民生活には大きな影響は出ていないが、急速に悪化しており、節水の徹底をお願いしたい」としている[2][3]

4日には坂出市綾歌郡綾川町仲多度郡多度津町の1市2町で渇水対策本部を設置し、観音寺市と綾歌郡宇多津町では減圧給水を始める予定[2]

吉野川水系水利用連絡協議会では、今後もまとまった雨が期待できないことから、4日に幹事会を開催し、3次制限入りの時期や香川用水、徳島用水の削減率について検討する。2007年は貯水率が30%程度となった6月半ばに3次制限に入っている。同局によると、「このまま雨が降らなければ10日にも30%程度となる見通し」としている[2]

3日午後8時現在の貯水率は44.1%(平年値83.3%)[2]

8月4日現在渇水対策本部を設置している香川県内の市町は以下の通り[4][5]

出典

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  1. 香川県水資源対策課 『香川用水の第2次取水制限の開始及び香川県の渇水対策について【渇水関連情報No.7】 : 香川の水』 — 香川県, 2008年7月30日 (UTC+9)
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 香川用水2次制限入り/3市新たに渇水対策本部 : 四国新聞-香川県内ニュース』 — 四国新聞社, 2008年8月4日9時41分 (UTC+9)
  3. 渇水情報:高松市』 — 高松市, 2008年8月4日 (UTC+9)
  4. 香川県水資源対策課 『市町の渇水対策本部設置状況について【渇水関連情報No.10】 : 香川の水』 — 香川県, 2008年8月4日 (UTC+9)
  5. 香川県水資源対策課 『市町の給水制限の状況について【渇水関連情報No.11】 : 香川の水』 — 香川県, 2008年8月4日 (UTC+9)