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金沢競馬場で「第10回サンクスホースデイズ」が開催される

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)

【2015年10月13日】

2015年9月23日(水・祝)に石川県にある金沢競馬場で「サンクスホースデイズin金沢」が開催された。サンクスホースデイズは今回で10回目の開催となる。

福留THD実行委員長による開会あいさつが行われたのち、金沢競馬場へ所属する騎手たちのトークショーや石川県の馬術選手による障害飛越競技のデモンストレーションが披露された。またポニー乗馬体験やリハビリテーション乗馬の公開講座が行われるなど、襲歩(ギャロップ)で駆け抜けてゆく普段の競走馬とは違った馬の側面を、今回「サンクスホースデイズ」に集まったファンに向けて多角的に見せた。

ファンサービスの一環として、JRAに所属している調教師の角居勝彦によるトークショーも行われた。角居調教師は金沢競馬場の近くの出身であるといい、「金沢は雪の多い町で、隣の人と助け合わないといけない。金沢の風土が自分の血に流れているような気がします」と語り、金沢への親近感を表した。ファンの質問に角居調教師が受け答える形で、角居調教師が管理している競走馬のサンビスタやトーセンビクトリー、タニノアーバンシーの近況報告がなされた。さらには駆け付けたファンから角居調教師に向けて、金沢競馬場を代表する競走である白山大賞典への参戦を求められ、「今、急に言われて焦ってますけど」と戸惑いを見せながらも同賞への参戦に笑顔を交え前向きな回答を返した。

角居調教師は「次の生き方を探してあげることが仕事にならないのかな」と語り、競走生活を終えたのちも競走馬が生きやすくなる可能性を模索している。その一環として角居調教師は、引退した競走馬にできるだけ安い費用でファンが乗馬することが実現できるようになるプロジェクトを進めている段階であるという。角居調教師は「地方競馬の方が熱心にサンクスホースデイズに賛同してくれて、名古屋高知、金沢とやらせてもらいましたが、いろんな競馬場でできたらいいなと思います」と語り、次回の開催に向けて意欲を示した。

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