訃報 J・D・サリンジャー氏 - アメリカ合衆国の作家、「ライ麦畑でつかまえて」著者

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
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【2010年1月30日】

世界的ベストセラー小説「ライ麦畑でつかまえて」の著者として知られるアメリカ合衆国作家J・D・サリンジャー氏が1月27日(UTC-5)、アメリカ合衆国東部ニューハンプシャー州コーニッシュの自宅で老衰のため死去した。91歳だった[1][2][3]。1月28日に家族が明らかにした[3]

1919年[1]ニューヨークマンハッタンに生まれる[2]。1939年、コロンビア大学在学中に創作講座を受講したことがきっかけで作家活動を始める[3]。1942年に陸軍に入隊し[2]第二次世界大戦では欧州戦線に派遣されノルマンディー上陸作戦にも参加した[2][3]

1951年に出版された「ライ麦畑でつかまえて」は、高校を退学させられた16歳の少年がニューヨークをさまよい、家に戻るまでを描いた青春小説[1][2][3]口語体を用いて大人社会への反感を描き、若者たちの大きな支持を得た[1][3]AP通信によると、同書の全世界での売り上げは6000万部以上にのぼるという[2][3]日本では1964年に出版された野崎孝訳が知られているほか、2003年には村上春樹訳が「キャッチャー・イン・ザ・ライ」の題名で出版されている[2][3]

他の作品に短編集ナイン・ストーリーズ」(1953年)や「フラニーとゾーイー」(1961年)などがある[1][2][3]

1965年に「ハプワース16、一九二四」を発表した後は作品を発表せず、ニューハンプシャー州の街で隠遁生活を送り[2][3]、公の場には一切姿を現さなかった[1]。また、プライバシーに触れられることを極度に嫌い、伝記著者を相手取って最高裁判所まで争うなど[2]、プライバシーや著作権に関する多くの訴訟を起こしたことでも知られた[3]

前妻との間に1男1女をもうけており、長男のマット氏は俳優となっている[1]

情報源[編集]

本ニュースは「共同通信」と「朝日新聞」、「読売新聞」の以下の報道を情報源としている。

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 47NEWS 『J・D・サリンジャー氏死去 米作家』共同通信社、2010年1月29日。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 2.6 2.7 2.8 2.9 asahi.com(田中光) 『米作家・サリンジャー氏死去 「ライ麦畑でつかまえて」』朝日新聞社、2010年1月29日。
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 YOMIURI ONLINE(吉形祐司) 『「ライ麦畑でつかまえて」サリンジャー氏死去』読売新聞、2010年1月29日。