訃報 若杉弘氏
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【2009年7月23日】
読売新聞・朝日新聞・日本経済新聞によると、日本を代表するオペラ指揮者であり、新国立劇場オペラ部門芸術監督の若杉弘(わかすぎ・ひろし)氏が21日午後6時15分(UTC+9)、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。74歳だった[1][2][3] 。
東京都に生まれ、東京芸術大学指揮科を卒業。卒業後NHK交響楽団指揮研究員を経て1965年に読売日本交響楽団常任指揮者となった。その後ドイツに渡り、ケルン放送交響楽団首席指揮者に就任[1]。1981年には東洋人として初めてライン・ドイツ・オペラ音楽総監督に就任、またドレスデン国立歌劇場常任指揮者も務めた[2][3]。2007年9月より新国立劇場オペラ部門芸術監督に就任[1]。同世代の小澤征爾氏とともに日本を代表する国際的指揮者として活躍[1][2]、1990年代初頭までドイツを中心として世界的な活動を続けた[2]。
元滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール芸術監督、東京芸術大学名誉教授[2][3]。
2008年7月から、急性膵炎などにより療養中であった[1][3]。