訃報 栗本薫氏 - 小説家・評論家・「グイン・サーガ」の作者
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【2009年5月27日】
朝日新聞や産経新聞によると、女性評論家中島梓(なかじま あずさ)としても活躍した小説家栗本薫(くりもと かおる)氏が、膵臓癌(すいぞうがん)により26日死去した。本名、今岡純代(いまおか すみよ)。56歳。
朝日新聞によると、栗本さんは「中島梓」の名義で発表した1977年の作品「文学の輪郭(りんかく)」において、群像新人文学賞・評論の部の賞を受賞。「栗本薫」の名義で発表した小説では1978年の作品「ぼくらの時代」で江戸川乱歩賞、また1981年発表の「絃の聖域」では吉川英治文学賞・新人賞をそれぞれ獲得している。以後、「中島梓」名義では評論やピアノ演奏家、ミュージカル脚本などを、また「栗本薫」名義ではSF、ミステリー、ホラーなど幅広い小説作品を発表しており、中でも「グイン・サーガ」のシリーズは単行本150巻近くの長編である。
産経によると、栗本さんは2007年に膵臓癌にかかり闘病生活を送っていた。
出典
[編集]- 『評論家の中島梓さん死去 作家「栗本薫」でも活躍』 — 朝日新聞社, 2009年5月27日11時45分(UTC+9)
- 『作家、栗本薫さんが死去(1)』 — 産業経済新聞社, 2009年5月27日11時12分(UTC+9)
- 『同上(2)』 — 産業経済新聞社, 2009年5月27日11時12分(UTC+9)