訃報 大滝秀治氏 - 俳優、文化功労者

出典:『ウィキニュース』(ベータ版)
ナビゲーションに移動 検索に移動

【2012年10月6日】

劇団民芸代表を務め、舞台・映画テレビドラマ等で幅広く活動した俳優文化功労者大滝秀治(おおたき・ひでじ)氏が10月2日午後3時17分(UTC+9)、扁平上皮癌のため東京都の自宅で[注釈 1]死去した。87歳だった[1][2][3]

東京都出身[1][2][3]。軍の生活を経て[1]復員後の1948年に、劇団民芸の前身となる民衆芸術劇場奈良岡朋子さんらと同期入団し[3]、1949年に「風の吹く一幕」で初舞台を踏んだ[2]。1950年の劇団民芸設立に奈良岡さんらとともに参加し[1]、旗揚げ公演となる「かもめ」(チェーホフ作)にも出演した[2]。劇団民芸での代表作は「第二次大戦のシュヴェイク」(ブレヒト作)や「巨匠」(木下順二作)、「らくだ」(古典落語が原典)など[3]。また映画分野では「あにいもうと[3]影武者」「お葬式」などで活躍[2]、テレビドラマにおいても「うちのホンカン」で主役を務めたほか[2]、「特捜最前線」「北の国から」などで知られた[2][3]

本人が「若い頃から『老け役』だった」と語っていたように、20代の頃から多くの老人役を演じた[3]。飄々とした役から悪役までこなし、個性派の名脇役として知られた[2]。2011年文化功労者[2][3]

近年も精力的な活動を続けていたが[2][3]、今年春になって体調を崩し[2]、6月に予定されていた[注釈 2]主演舞台「うしろ姿のしぐれてゆくか」を降板し、療養中だった[2][3]。最後の舞台出演は昨年6-7月に上演された「帰還」で[2]、現在公開中の映画「あなたへ」が最後の出演作となった[3]

注釈[編集]

  1. 朝日新聞は場所の記載なし
  2. 朝日新聞より

情報源[編集]

本ニュースは共同通信時事通信および朝日新聞の以下の報道を情報源としている。

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 47NEWS 『俳優の大滝秀治さんが死去 独特の存在感で活躍』共同通信社、2012年10月5日。
  2. 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 2.11 2.12 時事ドットコム 『俳優の大滝秀治さん死去=87歳、舞台や映画・テレビで活躍』時事通信社、2012年10月5日。
  3. 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 朝日新聞デジタル 『俳優の大滝秀治さん死去 87歳、名脇役として活躍』朝日新聞社、2012年10月5日。