訃報 坪井俊映師 - 浄土門主、浄土宗総本山知恩院門跡
表示
【2010年9月7日】
浄土宗のトップにあたる浄土門主(もんす)で、総本山知恩院第87世[注釈 1]門跡の坪井俊映(つぼい・しゅんえい)師が9月6日午前1時50分[注釈 1](UTC+9)、心不全のため京都市内の病院で死去した。95歳だった[1][2]。
京都府に生まれ[1][3]、龍谷大学研究科(仏教学)修了。佛教大学教授・同大学文学部長[注釈 2]・仏教文化研究所長[注釈 1]などを歴任し[1][2][3]、1992年[注釈 3]名誉教授[1][3]。1994年に浄土宗大本山金戒光明寺法主に就任[1]。任期途中で辞任した中村康隆師の後任として[1]、2007年3月に浄土門主・知恩院門跡に就任した[1][3]。
浄土宗の研究家としても知られ[3]、浄土宗の教学のトップにあたる「勧学」を務めた[1]。
在任期間中である2011年に迎える宗祖・法然の没後800年にあたる[注釈 2]800回大遠忌(だいおんき)法要に向けて尽力[1][2][3]、全国各地の浄土宗寺院を回っていたが、今年5月頃から体調を崩し、自坊で療養生活を送っていた[1]。
注釈
[編集]情報源
[編集]本ニュースは「京都新聞」、「産経新聞」および「朝日新聞」の以下の報道を情報源としている。