訃報 中村寅吉選手
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【2008年2月11日】 東京新聞と日経新聞によると、戦後日本のゴルフブームの火付け役で、「トラさん」の愛称で有名だったプロゴルファーの中村寅吉選手が2月11日夕方4時15分、老衰のため神奈川県の病院で死去した。92歳。
東京新聞とデイリースポーツによると、中村氏は横浜市出身。1957年に日本・埼玉県で行われた国別対抗カナダカップ(現・ワールドカップ)において、小野光一選手と組んで、海外の強豪を下し見事団体戦・個人戦2冠を達成する快挙を成し遂げ注目された。またデイリーによると1958年のマスターズ選手権にも戦後日本人初出場している。
また日経新聞によると、日本オープン選手権に3回、日本プロ選手権4回などの優勝暦を持ち、また1981年に行われた関東プロシニア選手権では1ホール65ストロークスで日本の公式戦史上初のエイジシュート(自らの年齢より下のストロークス数で上がること)を決めている。また指導者としても樋口久子・現日本女子プロゴルフ協会会長らを輩出した。
出典
- TOKYO Web(スポーツ) 『中村寅吉氏が死去 ゴルフブーム起こす』 — 東京新聞, 2008年2月11日
- デイリースポーツオンライン 『ゴルフブームの先駆者 中村寅吉氏が死去』 — デイリースポーツ, 2008年2月11日
- NIKKEI NET(おくやみ) 『プロゴルファーの中村寅吉氏が死去』 — 日本経済新聞, 2008年2月11日