訃報 コラソン・アキノ氏 - フィリピン元大統領
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【2009年8月1日】 朝日新聞によると、フィリピン元大統領のコラソン・アキノ氏が現地8月1日(UTC+8 日本時間から見て-1時間)、マニラ郊外の病院で死去したと、アキノ氏の親族が発表した。76歳。
河北新報と時事通信によると、アキノ氏は1933年マニラ生まれ。1954年に後の同国上院議員となったベニグノ・アキノ氏と結婚したが、ベニグノ氏が1983年、当時のマルコス大統領との対立による暗殺事件での死去後に政治活動を開始。1986年に行われた大統領選挙で同国議会がマルコス氏の当選を認定すると、フィリピン軍や警察が抗議して市民らを巻き込んでの大デモ行進にまで発展(いわゆるピープルパワー革命)して、マルコス氏のアメリカへの亡命に追い込ませた。その後アキノ氏は大統領に就任し、1992年に辞するまで新憲法を制定して同国の民主化政策を進めた。
しかし、朝日、時事によると、アキノ氏は2008年3月に結腸癌にかかり入院し、治療に専念していた。
情報源
[編集]- asahi.com 『アキノ・元フィリピン大統領死去 76歳』 — 朝日新聞, 2009年8月1日
- コルネット・内外のニュース 『アキノ元大統領死去』 — 河北新報, 2009年8月1日
- 時事ドットコム(マニラ時事) 『アキノ元大統領死去=フィリピン民主化革命の立役者』 — 時事通信社, 2009年8月1日