自衛隊、オスプレイ導入検討へ
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【2012年12月31日】
共同通信によると、防衛省は垂直離着陸機であるV-22(愛称:オスプレイ)の自衛隊への導入を検討している。併せて同省は、2013年度予算に「自衛隊の活動に必要か」「維持・運用コスト」を研究するための調査費を計上する。
また、同通信によると同機の導入の検討は、2012年10月に当時の民主党政権内で安全性に対する信頼を高めるために日本が所有することが必要との声が出ており、それを受けて当時の森本敏防衛大臣が同省に対して検討を指示していた。
日本経済新聞によると、計上される調査費は500万円~1000万円とされている。同機は、2012年アメリカ軍が沖縄・普天間飛行場に老朽化した輸送ヘリコプターCH-46の代替として配備している。一方では、沖縄県などは各地で墜落事故が発生しており危険であるとして、アメリカ軍に対し配備の撤回を求めている。
朝日新聞によると、同機は1機当たり100億円上るとみられており現在使用しているヘリコプターに比べて高額となることから実際の配備や在日アメリカ軍との連携について研究する方針。
情報源
[編集]- 共同通信 『防衛省、オスプレイ調査費計上へ 自衛隊導入検討で』 — 47NEWS, 2012年12月30日
- 『オスプレイ、自衛隊に導入検討へ 防衛省、調査費を計上』 — 日本経済新聞, 2012年12月30日
- 『防衛省、オスプレイ導入検討 13年度予算に調査費要求』 — 朝日新聞, 2012年12月30日